
左から、ご汁の素(210g330円)、そい・ぷーどるホットケーキミックス(米粉入り200g420円、小麦粉入り200g400円)、きな粉(150g360円)
農業が盛んな鹿本町、中でも大豆は県内随一の生産量を誇ります。地元産の大豆を広く愛される商品として提案したい、と奮闘しているのが、「れんげ・カンパニー」代表取締役の高田義彦さん(43)です。
実は、高田さんの亡くなった祖父は、郷土料理として知られるご汁を手軽に作れる「ご汁の素」の開発者。その独自の製粉技術を受け継ぎ、大豆特有の青臭さや苦味を抑えた微粉末の大豆粉を開発し、混ぜるだけでおいしいパンケーキが焼き上がるミックス粉など、工夫をこらした商品を製造・販売しています。
「大豆は山鹿産を中心に県産のものを使っています。パンケーキミックスができてから、これまでにないお客さまとのつながりが増え、若い世代にも喜んでいただけているのがうれしい」と高田さん。

「地域の生産者の皆さんと一緒に、いいものを作っていきたい」と高田義彦さん
会社で共に働く父の大一郎さん(77)と母の和子さん(75)もご汁やきな粉が大好物。「大豆は私たち夫婦の元気の源。牛乳に混ぜたり、ヨーグルトに入れたりして毎朝、きな粉を食べとります。おかげで年取ってもこがん元気に仕事ばさせてもろうとります」と和子さん。
ノーメークとは思えない若々しいその素肌は、どんなコマーシャルよりも説得力があります。

父・大一郎さんと母・和子さん。リンゴとバナナに自家製ヨーグルトをかけ、きな粉をトッピングするのが大一郎さんのお気に入りです
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