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(3)城下町を忍者が活性化 春の祭りに向け準備中

(3)城下町を忍者が活性化 春の祭りに向け準備中

2018年1月20日
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創建は806(大同元)年と伝わる青井阿蘇神社

青井阿蘇神社の楼門。桃山期の華やかな意匠がほどこされています

人吉の歴史を語る上で欠かせないのが、国宝「青井阿蘇神社」です。806(大同元)年に創建された人吉球磨の総鎮守で、歴代の藩主や領民から広く信仰を集めました。今も地元の人からは「青井さん」という呼び名で親しまれています。

朱色の禊(みそぎ)橋を渡り、楼門をくぐると、お参りに来た人たちの中に、なにやら人だかりができています。そこにいたのは、なんと忍者! 「相良忍軍」の頭領・中村久典さん(49)です。中村さんの普段の姿は、バーのマスター。その傍ら、忍者姿で祭りや地元のイベントに参加したり、子どもたちに忍者チャンバラ「忍戦」(しのせん)を教えるなどの活動で町を盛り上げています。

あるときは忍者、あるときはバーのマスター、中村久典さん。「12月はサンタ役もやったので、ちょっと恰幅(かっぷく)がよくなってしまって(笑)」

中村さんは「おくんちまつり」に登場するかっちゅう隊の一人で、かつてこの地に相良忍軍という忍者がいたという言い伝えがあることを知り、忍者で町おこしをしようと思い立ったそうです。

「忍者姿の私を見つけたときの子どもたちの目の輝きといったら。それに外国人の観光客の方も驚いて喜び、“これだ!”と思いました。カメラが趣味でお祭りの時などよく撮影するんですけどね、かっちゅう姿より忍者姿でやる方が身軽でよかとですよ」と笑います。

現在、「相良忍軍」のメンバーは、“くノ一(くのいち)”も含めて10人。「春の人吉お城祭りに向けて、筋トレや手裏剣作りなど頑張ってます」と、準備に余念がありません。

相良忍軍

  • TEL.0966-28-3747(バー「シシリアン.」中村さん)