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(4)菊池ならではの商品を開発 ふるさとの文化を次世代へ

(4)菊池ならではの商品を開発 ふるさとの文化を次世代へ

2017年10月21日
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農業や環境を考えるきっかけになる商品を手掛けたいという、「渡辺商店」。左からスタッフの畑野龍三さん(39)、室原くみこさん、社長の渡辺義文さん、中尾由紀子さん(47)、今村明曄さん(20)。武藤泰幸さん(32)

菊池の豊かな自然や歴史、文化を背景に若者たちによる新しい取り組みも始まっています。

自然志向の食材や加工品販売する「渡辺商店」では、この9月、加工品の工房「本物のアレ研究所」が完成したと聞いたので、社長の渡辺義文さん(45)に会いに行くことにしました。

その日、工房で作られていたのは、ニンジンやごぼうなどが入った「鉄火味噌」。鍋から香ばしいみその香りが漂い、炊きたてご飯とよく合いそうです。

「鉄火味噌」のレシピの元になったのは、昭和55年に発行された「菊池野の手帖」。郷土料理の調理法が紹介されています。

鉄火味噌を作る渡辺義文さんとスタッフの室原くみこさん(54)。野菜の甘味が強いので、砂糖を加えなくてもほんのり甘い仕上がりに

新しい菊池ブランドを生み出す源になる「菊池野の手帖」。これからどんな商品が生まれるか楽しみです

「下準備や手順など、簡単に手早くするために端折ったりしますよね。でも、この本を読んで、昔ながらの調理法にはちゃんと意味があるんだと教えられました。勉強しなおさないとね」

地元の料理や味を次世代に伝えるためにも、次から次、このレシピ本から商品を作っていきたいと話します。

地元の料理上手な女性たちが作ったレシピ本は、材料と作り方だけが記されたシンプルな内容。料理写真やイラストはありませんが、毎日のおかずやハレの日のお膳といったレシピの文字の中に、季節感や家族への思いが詰まっていました。

上から時計回りに/やさい出汁(50g)880円、シソシロップ・ブルベリーシロップ(200ml)各980円、ごぼう茶(80g)1280円、バジルソース・クレソンソース(120ml)各880円。公式サイト「自然派きくち村」で通販も行っています

渡辺商店