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(3)「井手」で遊ぶイデベンチャー 江戸時代の農業遺産が新たな役割

(3)「井手」で遊ぶイデベンチャー 江戸時代の農業遺産が新たな役割

2017年10月21日
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カヤックで井手を下る「イデベンチャー」では、水路トンネル・マブが一番盛り上がるそう(資料写真)

農業用水路を利用したアウトドアスポーツが注目を集めています。それは、「イデベンチャー」と呼ばれるアトラクションです。さっそく菊池川上流の水源地区を目指しました。

菊池には「井手(いで)」と呼ばれる古くからの農業用水路があり、「日本遺産」に選ばれています。水源地区にある「原(はる)井手」もその一つです。完成は元禄14(1701)年。

菊池渓谷から取水した井手は山間部に田を開きました。もちろん今も現役の用水路です。総延長11km、水量は豊富で緩やか。ここをカヤックで下るのが「イデベンチャー」です。途中は橋をくぐり、山に掘ったトンネル(通称・マブ)を抜ける、探検気分を満喫できるアトラクションです。マブは全長300mにもおよびます。

イデベンチャー料金/中学生以上2000円、小学生以下1000円(対象:4歳以上でライフジャケット着用が可能な方) 開催/7~9月の土・日曜、祝日(開催月の前月の1日から受付)(資料写真)

イデベンチャーを主催しているのは「きくちふるさと水源交流館」。事務局は旧菊池東中学校(平成12年3月閉校)の校舎。レトロ感漂う木造で、建物だけでも見る価値おおありです。

同館の松崎勝己さん(52)は、「マブを進む時がスリルがあって楽しいんですよ。スピードは出ますが、90歳の女性の方もチャレンジされました」といいます。

イデベンチャーが体験できるのは7~9月。今年は終了しましたが、同施設では、ほかにも農作業の手伝いや川遊び、竹細工などの農山村の暮らしが体験できるプログラムが用意されています。

里山にある資源を活用し、手を加えなくても楽しめるプログラムを提案する「きくちふるさと水源交流館」の松崎勝己さん

平成12年3月に閉校した菊池東中学校の校舎を活用した「きくちふるさと水源交流館」

「原井手」の水で育った「水源米」は「きくちふるさと水源交流館」で販売されています

水源 食の文化祭

日程/11月26日(日) 12時~14時
場所/きくちふるさと水源交流館 体育館
参加費/中学生以上1000円 小学生以下500円、未就学児無料
水源地区の女性グループが作った、昔ながらの手作りの味や家庭料理が大集合。試食や食に関する意見交換を行うおいしい文化祭です。
お問い合わせ/NPO法人きらり水源村(きくちふるさと水源交流館内) TEL.0968-23-4011

きくちふるさと水源交流館