生活情報紙「あれんじ」公式サイト

(1)多様な生き物を育む ラムサール条約湿地

(1)多様な生き物を育む ラムサール条約湿地

2017年9月16日
|

ラムサール条約湿地として登録された荒尾干潟。その向こうには島原半島の普賢岳が見えます

少しずつ和らいでいく日差しが有明海の干潟を照らします。目の前に望む島原半島の山々へと雲が連なり、ひとときの風が涼を運びます。

荒尾干潟は南北に約9.1km、東西に約3.2kmにわたっており、単一の干潟としては国内有数の広さを誇っています。ここには多様な生き物が生息しており、4年前にラムサール条約湿地として登録されました。

宮崎㴞天の生家。手前の資料館には宮崎兄弟の活躍の歴史や、㴞天の息子である龍介の妻・柳原白蓮(歌人)なども紹介されています

さて、荒尾は散策どころがいっぱいです。荒尾干潟の近くには、中国の辛亥革命の指導者・孫文(1866~1925年)を支えた日本の革命家・宮崎㴞天(とうてん・1871~1922年)の生家があります。そして日本の近代化を支え、世界文化遺産にもなった「三池炭鉱万田坑」もそうです。

かつて炭鉱で栄えた荒尾の町を訪れると、命がけの仕事に携わった炭鉱マンたちの人間ドラマの残り香を感じます。それは、鉄道の踏切の風景や古びた店のドア、忘れ去られた看板といったものに宿っていたりします。

だからか、荒尾という町に、底知れない魅力を感じるのかもしれません。そして、そんな炭鉱の町にかかわる特産品があります。

宮崎兄弟資料館