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(4)婦人服「ゴガク」ブランド 阿蘇にほれ込み移住、設立

「くるみそば」1000円

(4)婦人服「ゴガク」ブランド 阿蘇にほれ込み移住、設立

2017年7月1日
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「gogaku」ではスタンダードなシャツや授乳中の母親のためのシャツ、色鮮やかなアフリカンバティックを使用したシャツやスカートなども展開しています

この春、阿蘇を誇らしく掲げたレディース服ブランドが誕生しました。その名も「gogaku(ゴガク)」。

ブランドの中心となるオリジナルシャツはドレープを描く前身頃や袖丈、着丈に加え、授乳時期に便利なスリットをカスタマイズできるなど、“ライフステージのどの段階にいても装うことを楽しみたい女性たち”へ向けた心遣いがいっぱいです。

「Chemise et bébé(シュミーズ エ ベベ:赤ちゃんとシャツの意)」という名のシャツ。動くたびに揺れるドレープラインが美しく、代官山からスタートしたポップアップショップでも好評だったそう

このブランドを手がけたのはシャツメーカー「TRAILER(トレイラー)」のオーナー吉田義貴さん(40)。神戸市出身の吉田さんは観光で訪れた阿蘇の魅力にほれ込み、2年前に一の宮町へ移住。門前町商店街のそばで直営店「LaZONE(ラゾーヌ)」を開きました。

「ここを拠点にブランドを発展させていくことが僕なりの恩返し」と話す吉田さん。「Rue de Valse(ルードバルス)」というバンドでライブ活動も

これまでデザイン・裁断・縫製・販売まですべてをひとりでやってきたという吉田さんは、gogakuをリリースするにあたり、阿蘇市内に工場を設立。職人を2人雇用し、量産できる体制を整えました。

「一生この場所でつくり続けたいと思っています。縁もゆかりもなかった僕がこの場所で店を開けたのは、たくさんの人たちの協力があったからこそ。工場を発展させ、阿蘇で雇用を生み出していくのが僕のせめてもの恩返しです。世話してくれた人たちに、『あいつに目をかけてよかった』と思ってもらえるようになれたらいいなと思います」と抱負を語ってくれました。

門前町商店街のそばにある「LaZONE」では6月から、おしゃれな端切れを使ったワークショップなども開催中です

LaZONE/TRAILER

 

湧水で打った江戸前二八そばを味わえる

豊後街道(国道57号)坂梨宿の近くの「産神社」は、お産の神様として知られます。

安産の神として知られる「産神社」。産の平水源はこの近くにあります

近くには「産の平水源」があり、この湧水で打った江戸前二八そばを味わえるのが食事処「産庵(うぶあん)」です。

一の宮の門前町から滝室坂に向かう途中にある食事処「産庵」

阿蘇高菜漬けの老舗「志賀食品」が営む店で、若きそば職人・村上友基さん(26)が打つそばがおいしいと評判です。

ここでは、くるみそばや天ぷらそばのほか、丼物なども人気で、自慢の漬物をバイキング形式で味わうこともできます。

阿蘇高菜漬で知られる「志賀食品」の直営店だけにお漬物バイキングも充実。土産に喜ばれそうなお漬物もズラリ=「産庵」

クルミペーストをだしで割った特製つけ汁で味わう「くるみそば」1000円

友基さんの母親の小百合さん(54)は、「自然の恩恵にあずかる反面、またその恐怖も背中合わせですが、数年前の九州北部豪雨のときも、昨年の熊本地震でも幸いにも被害が少なく、これも産神社のおかげだと思ってます」

「産庵」の村上小百合さんとイケメンな息子の友基さん

すっかりと心もお腹も満たされて眺めた、青田の風景。広がる若い苗の上をわたる風が、おだやかな波のようにも見えます。落ちる夕日に手を合わせ、迎える秋の豊作を祈ったのでした。

産庵