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(4)狩猟ガールおすすめの 山里の味、しし汁

「しし汁」850円

(4)狩猟ガールおすすめの 山里の味、しし汁

2017年6月3日
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「祖父も猟が趣味だったので、小さい頃からジビエは身近でした。オシャレでしょ」と笑う坂本桃子さん

オレンジ色の猟友会のユニホーム姿で現れたのは、この町で生まれ育った坂本桃子さん(27)。平成27年に、念願の狩猟免許を取得し、現在、猟友会坂本支部に属する紅一点の“狩猟ガール”です。

「イノシシが突進してくるのも、引き金を引くのも、とにかく怖い(笑)。まだまだ勉強中です」とニガ笑いする桃子さんは、ベテラン猟師4人と猟犬とでチームを組み、鹿やイノシシの足跡を確認しながら、森の奥へと足を踏み入れるそうです。「これまで3回猟に出て、先輩たちが5頭仕留めた獲物を、竜田揚げにして食べました」と桃子さん。

地元っ子丸出しの桃子さんですが、「子どもの頃は、田舎育ちなのがコンプレックスで、大人になったら広い世界に出て行ってやる!と思っていました」と話します。

福岡の大学に進んだ桃子さんでしたが、周りの人とのつながりが薄い都会暮らしになじめなかったそうです。「わずらわしさは、安心感と隣り合わせ。周りのいろんな人に見守られて育ったんだなとやっと気づきました」

大学卒業後、大分県宇佐市安心院町や南イタリアなどで、グリーンツーリズムを学んだ後、2014(平成26)年9月に坂本町にUターン。現在はケーブルテレビ「ひこいちテレビ坂本センター」で、ディレクターとして撮影や編集などでも活躍し、町の魅力を発信しています。

「自分の育った町ですが、知らないことがいっぱい!今は狩猟がシーズンオフなので、アユ釣りにチャレンジしたいですね」と、自然に囲まれた暮らしを楽しんでいます。

そんな“狩猟ガール”桃子さんのおすすめが、「道の駅 坂本」にあるレストランのしし汁です。地元で捕れた新鮮なしし肉を使ったしし汁は、ゴボウ、里芋、ニンジンなど、たっぷりの野菜が入ったみそ仕立てで、ほかほかの塩おむすび付き。ほどよく脂が乗ったしし肉のうまみが、みそ汁に溶け出し、山里ならではのおいしさです。

物産館やお食事どころがある「道の駅坂本」

地元で捕れたシシ肉を使った絶品「しし汁」850円。塩おむすび付き

また昨年売り出した「さかもと晩白柚アイス」は、バンペイユのアイスに、みそだれがとろりとかかっています。

「さかもと晩白柚アイス」300円。八代産バンペイユの皮が入ったみそだれがとろりとかけてあります

「みそとバンペイユとアイスとは、思いも寄らない組み合わせでしょう?」とほほ笑むのは、「広域交流センターさかもと館」副館長の西和明さん(52)。

口に含むと、さっぱりしたバンペイユの風味と、甘めのみそだれのコクがよく合います。

「広域交流センターさかもと館(道の駅坂本)」副館長の西和明さんと、主任の楮木陽子さん(54)

坂本町で出会った人たちの人柄が、町を貫く球磨川の清らかさと重なります。この地に生まれ、自然に抱かれて暮らす人たちが長い間守り伝えてきたものは、この先も確かに、ずっとずっと受け継がれていくことでしょう。

煮しめやエビの天ぷらが入ったボリューム満点の弁当800円(要予約)。弁当は、500円から受け付ています

阿蘇高菜チャーハンを使った「おにぎり弁当」390円。注文しなくてもいつでも店舗で購入可能です

問い合わせ

道の駅坂本

  • 八代市坂本町荒瀬1239-1
  • TEL.0965-45-2141
  • 営/〈物産館〉10時~18時、〈レストラン〉月・水・木・金11時~14時半(LO:14時)土日祝11時~15時半(LO:15時)
  • 休/〈物産館〉12月31日、1月1日の2日間 〈レストラン〉火曜(祝日の場合は営業)