生活情報紙「あれんじ」公式サイト

(3)見ほれてしまうプロの包丁さばき コウイカの刺し身のうまさに脱帽

コリコリとして軟らかいコウイカの刺し身

(3)見ほれてしまうプロの包丁さばき コウイカの刺し身のうまさに脱帽

2017年4月1日
|

三角港フェリーターミナルの海のピラミッド

「海のピラミッド」でおなじみの三角港フェリーターミナルの入リ口に「三村鮮魚」があります。ここは、地元の漁師がその日に釣った魚を納めにやって来る、まさに海直送の鮮魚店です。

いけすには漁師が海で捕ったばかりの魚が泳いでいます

店先で魚をさばいているのが店主の三村功次さん(72)。ちょうどヒラメがまな板の上にのせられました。長い針を、今まで水槽で泳いでいたヒラメの頭部分に刺して絞めた後、手慣れた手つきでさばいていきます。三村さんの包丁さばきは実に見事で、本物のプロの仕事は、見る者を飽きさせません。

寡黙で実直な人柄の「三村鮮魚」の三村功次さん

一日中店先で魚をさばいている三村さん

ヒラメをさばく三村さんのあざやかな包丁さばきに見入ってしまいます

コウイカの刺し身(2ハイ)をオーダーしました。港の岸壁に座り、海を眺めながら食べたいと思ったからです。あらかじめ刺し身用のしょうゆは、隣接の「サンサンうきっ子みすみ」で調達しております。

パックに盛られたコウイカの刺し身が出来上がりました。ゲソも刺し身にしてくれたようです。しかしその中に、見慣れない薄黄色と白い物体が…。なんとコウイカの卵と白子だそうです。長さは7~8センチほど。しょうゆを少し付けて口に運ぶと、たちまちそのおいしさに目を丸くしました。

白子はマシュマロのような弾力ある食感と淡白な味がして、卵もまろやかな味がします。日頃、海から遠い場所に住んでいる私たちにはなかなかお目にかかれない珍味です。

刺し身は岸壁で味わう予定でしたが、出来上がりを手にした瞬間たまらずに、店先でいただいてしまったのでした。

コリコリとして軟らかいコウイカの刺し身。箸で持ち上げているのがコウイカの白子と卵

店には次から次にお客さんがやって来ます。その中に、熊本市内からクーラーボックス持参で訪れた幸賢治さん(69)がいました。

「ここんとば食べたら、よその魚はもう食べられん。月に2回は通ってるよ」と、水槽の中で泳ぐ魚をえり出していました。

ようやくお客さんが引いた一段落のとき、三村さんは丁寧に包丁を研いでいました。

熊本市内からわざわざ「三村鮮魚」に魚を買いに来るという幸賢治さん

三角港の埠頭で釣りをしている太公望の姿が多く見られます

レトロなたたずまいを見せるJR三角駅舎

問い合わせ

三村鮮魚