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(2)幸福駅で見つけたおいしいもの 200円で満腹、しあわせぇ~

左から「おかどめ幸福駅売店」の吉松由美さんと、毎朝総菜を届ける兼田和子さん

(2)幸福駅で見つけたおいしいもの 200円で満腹、しあわせぇ~

2016年12月3日
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収穫を終えた水田が、穭田(ひつじだ)になっています。その向こうをゆっくりと走るのは、くま川鉄道・田園シンフォニー

観光客は駅舎に備えられた「幸福の鈴」を鳴らし、願いを書いた幸福の絵馬をかけていくのだそう

朝夕、人でにぎわう無人駅があります。くま川鉄道の「おかどめ幸福駅」は、日本で唯一「幸福」という名のつく現役の駅として知られ、その名にあやかろうと年間1万人以上の観光客が訪れる人気スポットです。

一方で、町の人の大切な足の拠点でもあります。列車通学をする学生たちの自転車が構内に置かれ、朝夕は「行ってきます。ただいま」の笑顔であふれます。

「幸福きっぷ」。土産や合格祈願など縁起にあやかろうと買い求めていく人も多いといいます

駅のそばにある「岡留熊野座神社」は「幸せを呼ぶ神社」として知られます

駅に隣接する売店では、「幸福きっぷ」「幸福の絵馬」などの縁起ものグッズとともに、地元の産品が売られています。カップラーメンが並んでいるのは、どうやら若者たちが間食に買い求めるためのようで、当然ながら湯沸かしポットも設置してあります。

そこへ、「おはよう~」といって顔を出したのが、兼田和子さん(68)です。両手で抱えたコンテナの中にはホカホカのおにぎりや総菜のパックが詰められていました。どれもおいしそうなものばかりで、しかも、すべて100円という驚きの安さ!200円もあればお腹いっぱいになります。

「米もハクサイもダイコンも、自宅で取れたものばかりだけん、安くてよかとたい」と兼田さんがほがらかな笑顔を見せます。

総菜にはできるだけたくさんの野菜を使い、毎日異なるメニューを届けるといいます。「家族のために作る食事のように」という気遣いも人気の理由です。

左から「おかどめ幸福駅売店」の吉松由美さんと、毎朝総菜を届ける兼田和子さん

問い合わせ

おかどめ幸福駅売店

 

甘辛いゆべしは、酒のつまみにも合いそう

「ここで売られているゆべしもおいしかですよ」と売店スタッフの吉松由美さん(68)が教えてくれたのが、「柳本鮮魚店」のゆべしです。それにしても、魚屋さんが作る昔ながらの保存食とは…。

「柳本鮮魚店」にはもちろん鮮魚も売られていましたが、手作りの総菜も評判で「まるやなぎ」という店名で売られています。店先に置かれた米袋の中には、もいだばかりの青ユズがいっぱい。

「これで作るゆずごしょうがまた、おいしかとよ」と、店主・柳本勇さん(68)。「食べてみて」と妻のきぬえさん(67)がゆべしを切ってごちそうしてくれました。

米粉にユズの皮や人参、ピーナツ、ゴマがたっぷり入り、味噌と砂糖で味付けされたタネを蒸した甘辛いゆべしは、酒のつまみにも合いそうです。

「柳本鮮魚店」の柳本勇さんときぬえさん夫妻

ゆべし380円、ゆずごしょう大550円、小450円。ゆずみそ300円。町内の物産館や直売所で販売されています

問い合わせ

柳本鮮魚店・まるやなぎ