生活情報紙「あれんじ」公式サイト

(1)コメの集積地として発展 23日は「玉名大俵まつり」

「俵ころがし」跡

(1)コメの集積地として発展 23日は「玉名大俵まつり」

2016年11月5日
|

迫力あるレースが展開される「大俵ころがしタイムレース」。小学生チームや女性チームなど、幅広い層が参加します(資料写真/玉名市提供)

植木町(熊本市北区)の舞尾交差点から国道208号を西へ。沿道の山々、田畑はすっかり秋色に染まっています。その風景の先に、悠々と流れる菊池川が見えてきました。高瀬大橋を渡ると、玉名市の中心街です。

菊池川流域は古代から土地が肥え、大穀倉地帯でした。この豊富にとれるコメを菊池川のゆるやかな流れを活用して全国へ流通させたのが加藤清正です。

江戸時代には、河口となる高瀬の町(玉名市の中心部)に米蔵や船の発着所が並びました。米蔵から米俵を発船場に運ぶために設けられたのが、川べりに通じる石畳坂道の「俵ころがし」です。

これは、傾斜を利用して米俵をコロコロと転がしながら川岸へ運び、船に積み込むためのものでした。現在も江戸末期に設けられた「俵ころがし」跡が残っています。

そして、米俵を転がす様子をもとに始まったのが、玉名の秋の風物詩「玉名大俵まつり」です。毎年11月23日、勤労感謝の日に開催され、重さ1トンもの大俵や200KGの小俵を転がす大迫力のタイムレースに、出場者も見物客も手に汗握ります。

「タイムレースもぜひ見てほしいのですが、今年は特別企画が目白押しです。20回目の節目として記念となる祭りにしたいですね」と実行委員長の山田浩之さん(49)。山田さんは、「丸光ホールディングス」を率いる社長です。多忙な仕事を抱えながら町おこしにも積極的に関わり、なかでも10年間実行委員長を務める「大俵まつり」への思い入れは特別のようです。

菊池川にかかる鹿児島本線の橋梁近くに残る「俵ころがし」跡。「高瀬船着場跡」の標石が目印です

「大人も子どもも活躍するお祭りをぜひ見に来てください」と「大俵まつり実行委員長」の山田浩之さん

玉名大俵まつり

●日程/11月23日(勤労感謝の日)
●時間/予選レース開始:8時~
●レース会場/玉名市市民会館線道路

問/玉名大俵まつり実行委員会:TEL.0968-73-2222
(玉名市ふるさとセールス課)

【同時開催】米グルメフェスティバル

●時間/7時~15時
●会場/玉名市市役所駐車場・市民広場一帯
※7時から「朝食マルシェ」も開催

問/玉名大俵まつり実行委員会:TEL.0968-73-2222
(玉名市ふるさとセールス課)