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(1)金色に輝く巨大な千手観音 子宝祈願、お礼参りの人出

千田晃彰住職

(1)金色に輝く巨大な千手観音 子宝祈願、お礼参りの人出

2016年9月17日
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天台宗総本山比叡山延暦寺の末寺として1200年前に開かれた「吾平山 相良寺」

金色に輝く千手観音像。安産、子授けに霊験があると伝えられます

山鹿市鹿本町の国道325号から県道9号に入り、清流・上内田川(菊池川水系)に沿って北上します。15分ほど車を走らせると遠くに見えていた山々が迫ってきました。今回の目的地、菊鹿町です。

暑い日差しが照りつける山道ですが、澄み切った青空に刷いたように流れる雲が初秋の訪れを教えてくれます。

「吾平山 相良寺(ごへいざん・あいらじ)」の境内。参道左手には、樹齢1000年といわれる国指定天然記念物の「アイラトビカズラ」があり、毎年5月には、濃い紫色の花を咲かせます。

同寺の創建は今から1200年前。子授けや安産にご利益があると伝えられています。

山奥にたたずむ古刹(こさつ)ですが、多くの参拝者が訪れ、門前には土産物店も並び、とてもにぎやかです。

安産祈願や出産のお礼参りにと3世代で訪れる人たちもいて、かわいい笑い声が響き渡り、ほのぼのとした雰囲気に包まれています。

子どもたちの相手をするのは“看板ネコ”のマイケルくん、この寺の人気者です。

本堂には、木彫りの座像(座身2.4m)としては国内最大級の千手観音(山鹿市指定文化財)が鎮座しており、室町時代の作と伝わります。

黄金色に輝く千手観音は、圧倒されるほどの迫力。手にはハスの花や薬、ヘビやドクロを携え、手を合わせる人々を厄災から守ってくれます。

この日は、ちょうど安産祈願をする「戌(いぬ)の日」に当たり、参拝者も普段より多いようです。

91代目住職の千田晃彰(こうしょう)さん(60)が「無事に生まれましたとお礼参りに訪ねて下さったときの言葉が、一番うれしいですね」とおだやかな笑顔で話してくれました。

「今の季節は、寺の周りを彼岸花が彩ります」と千田晃彰住職

相良寺のマイケルくん(茶)。新顔の迷い子猫(オス)は、まだ名無しのゴンベイさん

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吾平山 相良寺