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(3)自然生かし新たな名物作り イモ焼酎とハーブ「モリンガ」

モリンガ茶

(3)自然生かし新たな名物作り イモ焼酎とハーブ「モリンガ」

2016年9月3日
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ログハウスのような外観の「天慎二号橋支店」

天草の豊かな自然を生かした新たな名物が生まれています。二号橋のたもとにある和食と寿司の店「天慎」の女将・林田惠美子さん(61)は、大矢野町の離島・湯島で採れるサツマイモで焼酎を開発、「湯島」の名前で商品化しました。

林田さんは、12年前、「湯島大根」を店のメニューに加えたことから島の食材の魅力に引かれてきました。

「湯島の農家さんにいただいたサツマイモが甘くてホクホクでね。これで名物を作りたいと思ったんです」といいます。

焼酎造りを担当したのは、「天草酒造」(天草市新和町、平下豊社長)。天草でただ一軒の焼酎メーカーで、甕(かめ)仕込みでイモ焼酎を造ることで知られています。

湯島のサツマイモを原料に仕込まれた芋焼酎「湯島」。11月末に湯島で販売が開始、12月には熊本市でも販売予定

「湯島に渡って、旅館に泊まって。焼酎『湯島』を飲んでほしいですね。一度訪れたら、島の魅力にはまりますよ!」。「天慎」の女将・林田惠美子さん(61)

2度目の仕込みに向けて今年は、店のスタッフとともに芋の収穫を手伝い、焼酎の材料造りから取り組んだそうです。さぞや林田さんも焼酎好きなのだろうとたずねてみると「私は飲めないの(笑)」とあっけらかんとした回答に、大爆笑しました。焼酎「湯島」は、11月末に販売をスタートします。

名物の「天慎の三代巻」700円。出世魚のシンコ、コハダ、コノシロの寿司にかつらむきの大根の歯ざわりがさわやか

二号橋のたもとにある「天慎二号橋支店」では、一号橋から五号橋まで橋の名前を付けた定食が人気。写真は、刺身やあら炊き、だご汁とボリュームある「五号橋定食」1950円

問い合わせ

和食・すし処 天慎二号橋支店

 

モリンガがそよそよと風になびいていました

さて、次の新名物はハーブ「モリンガ」の商品。女性として気になるのが肌や体の代謝。上天草市のパンフレットなどでも紹介されている「モリンガ」が、その助け船となってくれるのではないかと、興味津々で訪ねたのが「天草モリンガファーム」(大矢野町中)です。

モリンガは北インド原産のハーブで、インドでは古くから薬草として使われてきました。天草モリンガファーム社長の四方田(よもだ)徹さん(60)は、10年前から栽培を始め、商品化を進めてきました。

丸っこいモリンガの葉。食べてみるとちょっぴりほろ苦くてピリッと辛味を感じます。「加熱しても栄養価が変わらないので、料理にも使ってほしいですね」と、「天草モリンガファーム」代表の四方田徹さん(60)

長年、環境活動を続けきた四方田さんは、「天草の宝物でもある海を守るには農業が大切と感じていました。農薬や化学肥料を使わなくて元気に育つ植物を探していたところ、フィリピンの友人が教えてくれたのがモリンガでした」

きれいなレモンイエローの「モリンガ茶」。「さんぱーる」のレストランや直営店「テンハーブ」でいただけます

モリンガ畑を訪れてみると、50cmほど育ったモリンガがそよそよと風になびいていました。丸っこい葉っぱは、どことなく四方田さんの顔に似ているような…(失礼)。

「葉は生でも食べられるんですよ」と差し出されて食べてみると、ほろ苦さはあるものの、やわらかくてクセもありません。家で栽培するための種も販売されているので、つみ立てのモリンガの葉を料理に使うのもいいかもしれません。

「モリンガは育てやすいので、高齢化する農業にも適しています。今後はさらに多品種のハーブ栽培をしたい」と、まだまだ四方田さんのチャレンジは続きます。

大矢野町にあるモリンガ畑。大矢野町だけでなく、天草下島も含め天草一帯に広がっています

「天草モリンガファーム」の直営店「テンハーブ」が2号橋公園内にオープン。乳酸菌入りサプリメントの「モリンガサプリ」2790円や「モリンガ茶」1520円などの商品が並びます

問い合わせ

天草モリンガファーム/テンハーブ