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(2)町の中学生が考案!特産品の桃を使ったスパイシーカレー

「恐竜の島カレー」

(2)町の中学生が考案!特産品の桃を使ったスパイシーカレー

2016年7月16日
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御所浦中学校2年生の皆さん。御所浦町しおさい館出荷協議会とともに行ったこの取り組みは、小山薫堂氏が審査委員長を務める「天草ブランドデザインアワード2015」で銀賞を受賞しました

窓越しに美しい藍色の海が見下ろせる堤防沿いに立つ御所浦中学校。2年生の生徒たち26人が、町の特産品である桃(もも)を使った「恐竜の島カレー」を開発しました。

御所浦産のタコや桃をふんだんに使ったというグリーンカレー。さてさて、どんなストーリーが込められているのでしょうか。

「こんにちはーっ!」。期末テストを終えて、晴れ晴れとした表情の子どもたちが明るい声であいさつしてくれました。

「総合的学習で、中学生としてふるさとのためにできることはないかと調べる中で、農業課題の一つである規格外の桃の利用の問題を知りました。そんな時、『しおさい館』から『ご当地カレープロジェクト』の協力依頼があり、取り組みが始まったんです」と、担任の濵本留美さん(38)。

「御所浦町の応援隊長です!」と、御所浦中学校の藤本信次郎校長(56)

「御所浦は、あったかい人ばかり」と、菊池市出身の担任の濵本留美先生

「勉強するうちに桃が宝物に見えてきて“恐竜たちが遺したおいしい宝もも!?”というキャッチフレーズを思いつきました」と語るのは、森彩菜さん(13)。そして、脇島宥大(わきしま・ゆうだい)くん(14)は、このプロジェクトのプレゼンテーションを担当しました。

「みんなの前で発表するときドキドキしたけど、ぼくたちだって、町のためにできることがあるんだと思い、うれしかったです」

「引っ込み思案だった子どもたちがプロジェクトを通じて、成長しているのがうれしくてですね」と留美先生の顔もほころびます。

島カレーのキャッチコピーを考えた森彩菜さん

プレゼンに挑戦した=左から山下隆太郎(りゅうたろう)くん(14)、長井湧哉(ゆうや)くん(13)、脇島宥大(わきしま・ゆうだい)くん

「今までに食べたことのないカレーを作れて楽しかったです」と、西山憲翔(けんしょう)くん(左・14)、吉中太陽(たいよう)くん(13)

そして商品開発を指導したのが、町の物産館「しおさい館」の鵜飼実紀さん(40)です。「子どもたちが一生懸命にがんばって開発する姿に心が震えました」と話します。

さてその恐竜カレーですが、魚介類のエキスがたっぷり入ったグリーンカレーに桃の甘みがほどよくマッチしており、本格的なおいしさです。

その“通好み”の味に、ちょっと背伸びをしたい年頃の子どもたちの誇らしげな顔が浮かんできます。

中学校を卒業すると、島外の高校に通うという子どもたちですが、島の愛のゆりかごの中で、すくすくと育っているようです。恐竜カレーは、8月いっぱいは、「しおさい館」の総菜コーナーで一日限定10食(土日のみ・500円)販売されます。

タコ、イカ、エビ、桃がたっぷりの「恐竜の島カレー」(500円)。8月までの土日限定販売です

笑顔で迎えてくれた物産館「しおさい館」出荷協議会生産者兼副会長の鵜飼実紀さん

天草市立御所浦中学校