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(5)金曜日に登場するラーメン 落花生に情熱を注ぐ男たち

「落花生豆腐」(1個216円)

(5)金曜日に登場するラーメン 落花生に情熱を注ぐ男たち

2016年4月16日
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牛骨でとったスープは味が深いながもあっさりとしています。「阿蘇赤牛牛骨醬油ラーメン」(500円)=たんぽぽハウス

毎週金曜日の限られた時間にしか食べられない、というおいしいラーメンがあります。西原村役場の隣にある地域活動支援センター「たんぽぽハウス」で出されるメニューがそうです。

牛骨でスープを仕立てた「阿蘇赤牛牛骨醬油ラーメン」(500円)はあっさりとして、最後まで飽きることなく味わえます。

「イベントで出したラーメンが評判で、一般の方にも味わってもらおうと、限定で提供しています」と話す施設長の上村加代子さん(59)。実は上村さんは、名語録の持ち主だとか。

「女性スタッフが『主人に光り物のプレゼントをリクエストしようかな?』と言うと、施設長が『えっ? サバばね?』と返してみんなあ然としました(笑)」とスタッフの久保田裕則さん(47)が教えてくれました。笑いにあふれるこの施設は、居心地のいい明るさに満ちていました。また同施設では、ランチ(300円)も食べることができます。(火・水・木・土曜。9時までの要予約)

挽き肉、タマネギ、ノリ、天かすなどに、アジアンテイストな香辛料を加えた「台湾まぜそば」(600円)=たんぽぽハウス

「たんぽぽハウス」の手作りの加工品「阿蘇俵山カレー」(1袋420円)。他にもいろんな商品が、「俵山交流館・萌の里」やインターネット、同施設でも販売されています

「たんぽぽハウス」のみなさん。左から廣瀬るみ子さん(46)、施設長の上村加代子さん、久保田裕則さん

「たんぽぽハウス」の看板犬「五郎丸」。前足をこするようにして五郎丸ルーティンポーズをします、ほんとです

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たんぽぽハウス

 

二人の熱い男たちが立ち上がりました

西原村の昔ながらの名産品が落花生。味が濃くて甘みが強いのが特徴です。この落花生を使った落花生豆腐は村の郷土料理です。祝いの席などで食べられて来ましたが、今では作り手も少なくなりました。そこで二人の熱い男たちが立ち上がりました。

村に元気を呼び込もうとがんばっている小城要一郎さん(40)は、落花生豆腐専門店「樂や」の店主。「うちの落花生豆腐は西原村産にこだわっています。何より西原村の落花生を絶やさないためには、どがんかせやんと思ったんです」と熱い胸の内を話します。

そしてもう一人の米田雄希さん(28)は「落花生作りはほとんどが手作業で大変ばってん、要一郎さんの情熱を受けて、挑戦しました」とこちらも負けずおとらずの熱さ。

そんな雄希さんが作る落花生は、要一郎さんの手によって風味豊かな落花生豆腐になり、評判を呼んでいます。

「そろそろこいつによか嫁さんば探してやらんと」と言って雄希さんと肩を組む要一郎さん。そんな兄弟分が向け合う笑顔はいいものです。

「樂や」の人気商品、「落花生豆腐」(1個216円)、「ゆずごしょう」(奥/540円)、「黒糖胡麻だれ」(右/648円)

米田さんが作る落花生が小城さんによっておいしい落花生豆腐になります

落花生で西原村を盛り上げる、左から米田雄希さんと小城要一郎さん

今日も丘の上では、風力発電の風車が青空を舞っています。大きくゆっくりとエネルギーを蓄えるその姿に、西原村に息づく“人の活力”が重なったのでした。

青空に向かって回る西原村の風力発電の風車。もうすぐ、この村に初夏が訪れます

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樂や