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(4)地元で愛されるグルメたち 木山初市の名物「市だご」

「市だご」(5個入り・415円)

(4)地元で愛されるグルメたち 木山初市の名物「市だご」

2016年2月6日
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これぞ益城町のファストフード「ミキのあげたて唐あげ」(100g・200円)

県道28号沿いにある「吉山商店」の「ミキのあげたて唐あげ」は地元の人に愛されているグルメ。皮はカリカリで、かぶりつくそばから肉汁があふれ出すおいしさです。そして、朝早くから手作りされるいきなり団子も人気です。

「お母さん」と呼び親しまれている吉山喜久子さん(78)の顔を見ると、たちまち元気になります。一緒に店を切り盛りしているのが娘のひとみさん(60)と孫の中山恵梨子さん(32)です。新鮮な野菜や果物がそろい、居心地のいい雰囲気にもまれると、立ち話もついつい長くなります。

「吉山商店」には新鮮な野菜や果物がズラリ

家族で店を切り盛りする、左から吉山ひとみさん、吉山喜久子さん、中山恵梨子さん

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吉山商店

 

野菜の細工一つとっても繊細な料理を楽しませます

本格的な四川料理を味わえるのが「藍・天 ran・ten」です。化学調味料を一切使用しない中華料理として評判を呼び、連日にぎわっています。オーナーシェフの満田貴之さん(40)は熊本市内の四川料理の名店で経験を重ね、昨年8月にこの店をオープンさせました。人気は担々麺(たんたんめん)。スープが胃にもたれず、“体に優しい中華料理”だと納得します。ランチやディナーも充実し、野菜の細工一つとっても繊細な料理を楽しませます。

コクがあるのに後味サッパリ。「藍・天 ran・ten」の担々麺(800円・ランチでは750円)

酸味と辛味のおいしさが絶妙な酸辣湯麺(サンラータンメン/800円・ランチでは750円)

寡黙だけれど笑顔が優しい「藍・天 ran・ten」のオーナーシェフの満田貴之さんと妻の結子さん(40)

問い合わせ

藍・天 ran・ten

 

益城町の食文化を代表する甘味

さて春が近づくと、益城町では「木山初市」が開かれます。今年は3月5日(土)から2日間、木山横町周辺で行われます。市の名物が「市だご」。

米粉と水でこねた生地を蒸し、だんごの大きさに成形し、さらしあんでくるんだものです。かつては各家庭で作られ、初市で里帰りする家族や来客をもてなしていたのでした。200年の伝統を持ち、初市開催の2日間で約3000パックが完売するという益城町の食文化を代表する甘味です。

市だごは役場近くの「九ちゃん万十」で買うことができます。女将の池上秋江さん(75)と娘の松原恵美さん(46)が手作りする市だごを求めに、遠方から来店するファンもいて、明るい母娘の笑顔になごみます。

「写真とっと? んならドレスに着替えてこやんね」と言って、新しい割烹着を持ち出すお母さんの、そんな茶目っ気ぶりが大好きなのです。

見慣れた光景の中にある、愛おしい人たちの笑顔や肌の温もり。ほどよく田舎であるからこそのコミュニティーに支えられたこの町での暮らしは、私の人生模様を毎日晴れやかに織り上げています。

「九ちゃん万十」の名物のひとつ「市だご」(5個入り・415円)

益城町役場近くにある人気店「九ちゃん万十」

「九ちゃん万十」の看板母娘、池上秋江さんと松原恵美さん

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九ちゃん万十