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(1)昔ながらの街道に 今も息づく暮らし

山鹿温泉 元湯 さくら湯

(1)昔ながらの街道に 今も息づく暮らし

2016年1月16日
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骨董店やレストランが並ぶ豊前街道の通り

冬のさなか、思いがけず温かな小雨が降る豊前街道。宿場町であった山鹿市の中心街は、現在でも古(いにしえ)の面影を色濃く留めています。

街道沿いにポツポツと見える古い町屋のしっくいの壁は真綿色。温もりのある白が、甍(いらか)の消し炭色や軒を縁取る雨どいの錆び朱色(さびしゅいろ)と互いを引き立て合います。

アーチの石門がエキゾチックな豊前街道沿いの「金剛乗寺」は、かつて西の高野山とも称された名刹(めいさつ)です

「金剛乗寺」近くの豊前街道の商家の玄関。柱の案内板には、明治の末に金融業を営んでいたこの家の変遷が記されています

この街道から一本入った路地にそびえるのが、「八千代座」。1910(明治43)年に建設されて以来、今も現役の貴重な芝居小屋です。また「八千代座」は、山鹿を象徴する〝町の顔”でもあります。

堂々とした構えの「八千代座」正面。看板を良く見ると、「座」の字のまだれの下左側は、「人」ではなく「口」になっています

「八千代座」入り口にずらりと下がる提灯の緋(ひ)色が、冬の空気の中で鮮やかです

豊前街道と国道325号の交差点角には、江戸時代初期に細川家の「御茶屋」として建設された「山鹿温泉 元湯 さくら湯」があります。明治以降は庶民の浴場となり、数々の変遷を経て2012(平成24)年に江戸期の建築様式をしのぶ木造大浴場としてよみがえりました。浴室内にはレトロな広告看板も飾られ、柔らかな湯とともに昔懐かしい情緒が存分に味わえます。

唐破風(からはふ)大屋根をいただいた「山鹿温泉 元湯 さくら湯」は、市民の憩いの場

問い合わせ

八千代座

  • 山鹿市山鹿1499
  • TEL.0968-44-4004
  • 営/9時~18時
  • 休/第2水曜
  • 料金/520円(小・中学生260円)
  • ※見学については事前に問い合わせを
 

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