生活情報紙「あれんじ」公式サイト

(5)青い海を間近にながめ 新鮮な天草の地魚を堪能

「ビーフシチューセット」1660円

(5)青い海を間近にながめ 新鮮な天草の地魚を堪能

2015年12月19日
|

国道57号沿いにある食事処「大丸」

宇土半島の北側に張り付くように伸びる国道57号。大田尾を過ぎもうすぐ三角西港というところまで来ると右手に食事処「大丸」があります。対岸の島原半島が一望できる席で、天草の魚料理がいただけます。

家族で力を合わせ切り盛りする[大丸」のみなさん。左から女将(洋子さん)の長女の高見渚さん(33)、洋子さん(58)、本日が誕生日の父の大吉さん(84)、妹の明子さん(56)、次女の楮木沙(かじき・みぎわ)さん(31)と夫の智史さん(29)、孫の双介(そうすけ)ちゃん(4カ月)

同店は今から37年前のきょう(12月19日)、開店しました。そして本日は、創業者である高見大吉さん(84)の誕生日でもあります。

元気な声で迎えてくれた女将の高見洋子(ひろこ)さん(58)でしたが、「両親が築いた店を夫(孝さん・享年67)と私で引き継ぎましてね…」と切り出した途端、表情が寂しくなりました。

子煩悩で優しい人柄だったという孝さんが亡くなったのは、家族全員で店を盛り上げようと約束したつい最近のことだったそうです。

「でもね、泣いてばかりいられないくらい忙しくてね。これって、主人がいつまでも私たちが悲しまないようにと、天国からエールを送ってくれてる気がして」と洋子さんは、少しだけ笑顔を取り戻しました。

アサリのみそ汁、甘辛のアラ煮、生きのいい刺し身や手作りのところてんなど、出される料理のいずれにも孝さんの味は生きています。

「大丸」で人気の「海(開)運」の料理(1500円)。刺し身、アラ煮、貝汁、そして名物のところてんも付いています

女将の妹の明子さんは「明生(みょうせい)」の名を持つ書家でもあります。明子さんが書いた来年のカレンダー。お店で販売されています。3000円

問い合わせ

大丸

 

懐かしい味にたちまち心がとろけます

天草五橋の1号橋のたもとにある「レストラン・ポーチ」は良き時代の洋食を提供する店です。

特製のデミグラスソースが掛けられたオムライスの懐かしい味にたちまち心がとろけます。ナイフを入れた途端にほぐれるビーフシチューなどは、残ったソースにご飯を絡ませ食べ尽くしてしまうほど感激するおいしさです。

オーナーシェフの山崎隆雄さん(68)と夫唱婦随で味を守ってきた房子さん(66)は穏やかな笑顔でこう言います。

「オープンして38年。あと何年やれるかわからないけど、お客さまが支えてくださる限り頑張ります」

いついつまでも、この味に出合えることを願ってやみません。

いろんな場所に、たくさんの人たちの泣き笑いの人生があります。はるか遠い過去にも多くの物語があったはずです。そして、ここで起きた数々の出来事を、三角ノ瀬戸の海はずっと見守ってきたのではないでしょうか。

何度でも通いたくなるおいしさ「ビーフシチューセット」1660円。ご飯とサラダが付きます

優しい人柄と柔らかい笑顔でもてなしてくれる山崎房子さん

初めてなのに懐かしい味です。「レストラン・ポーチ」のオムライス550円

問い合わせ

レストランポーチ