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(5)Uターン三兄弟の故郷愛 関西から移住し、町の魅力発信

髙橋周二町長(42)=左=

(5)Uターン三兄弟の故郷愛 関西から移住し、町の魅力発信

2015年12月5日
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トスカーナ地方の建物をイメージしたという「トレパッソ」。青空に映えるオレンジ色の屋根が、外国にいるみたい

南小国町では、中学まで地元で過ごし、高校は熊本市など町外へ出る子どもたちが多いそうです。しかし、都会で経験を積みながらも、故郷への強い思いで帰ってきたという人たちに出会いました。ナポリピッツアの店「トレパッソ」を営む三兄弟がそうです。

長男の佐藤紘旗さん(31)はグラフィックデザイナー、次男の訓寛さん(27)はイタリアンレストランで修業と、それぞれ熊本市で暮らしていましたが、3年前にこの地に店をオープン。そしてこの夏、福岡市天神のリストランテで修業した三男の亮さん(23)が加わり、3人でお店を切り盛りしています。

「いったん離れると、南小国よさがわかりますね」。言葉少なに語る紘旗さんですが、この町で生まれた人にしか感じ取れない故郷の風の匂いや日だまりの温もりなど、それらへの愛しさが伝わります。

ナポリ製の薪窯で焼き上げた「マルゲリータエクストラ」2000円。水牛のモッツアレラチーズとモチモチ軽い生地が好相性

オイルにしみ出たエビのうま味が、生パスタや野菜にからんだ「天使のエビと野菜のキタッラ」1600円

「トレパッソ」の三兄弟。左から、料理全般を担当する次男の佐藤訓寛さんと三男の亮さん、ピッツア担当の紘旗さん

問い合わせ

ピッツェリア トレパッソ

 

自分が感じた南小国町の姿を全国に発信していきたい

一方で、「何度も南小国を訪れ、ここに住みたくなったんです」と話すのは、大きな体と人なつっこい笑顔の山崎健人さん(28)です。今年9月に神戸から移住し、「地域おこし協力隊」として南小国町役場まちづくり課を拠点に活動しています。

5年前、一人旅で訪れた熊本の魅力にはまり、次第に県内各地、そして南小国へと足を延ばすようになり、「関西人だから知らない人にも抵抗なくしゃべりかけるんですが、みなさん温かく応えてくれます。住んでみると、ますますこの町の人たちに魅了されています」

「骨を埋める気持ちで移住した」という山崎さん。さえぎる物がない景色、おいしいご飯、人々の優しさ…自分が感じた南小国町の姿を全国に発信していきたいと話してくれました。

山里の夕暮れは早く、あたりが薄暮に染まると家々の明かりの温かさが胸にしみます。今日出会ったたくさんの笑顔を思い出せば、心がほっこりとなります。そんな一日であったことに感謝をしながら、家路へと向かったのでした。

「何?取材?がんばってくれてますよ!」と通りがかった髙橋周二町長(42)=左=と一緒に。「米も水もおいしいから、南小国に来て自炊を始めました」と「地域おこし協力隊」の山崎健人さん


湯あかり

12月23日~2月14日
共同浴場「穴湯」付近の田の原川を手作りの竹灯籠が彩ります。
■開催期間/12月23日~2月14日
夕暮れとともに点灯されます。

やまなみ太鼓初打ち

平成28年1月1日、昼頃
べっちん館前広場で、黒川温泉青年部で結成した「やまなみ太鼓」の初打ちを披露。餅つきやふるまい汁もあります。
■開催/平成28年1月1日、昼ごろ