生活情報紙「あれんじ」公式サイト

(4)みんなで舞えば深まるきづな 神楽が結ぶコミュニティー

左から妻の悠さん、荒尾市から子育ての手伝いに来ていた悠さんの母・黒田初代さん(54)、今年3月に生まれた長男の航大くん(6カ月)、石川友也さん

(4)みんなで舞えば深まるきづな 神楽が結ぶコミュニティー

2015年9月19日
|

「あか牛は、性格も穏やかで、ポケッとしてるみたいでしょ」と石川さん。畜産するなら絶対にあか牛と決意も固かったそうです

240年余の歴史を持つ神楽ですが、長い間、農民の口伝のみで継承されてきたと聞けば、単なる芸能でなく、農業や地域の人たちを結びつけてきた大きな存在だったと思えます。

そして今でも神楽は、移住者と地域の人との交流に一役買っています。

去年7月に波野であか牛の繁殖農家として独立した石川友也さん(36)は、今年2月、横堀地区の「横堀岩戸神楽保存会」に入会しました。石川さんは平成16年に愛知県豊田市から阿蘇に移住し、その後、妻の悠(はるか)さん(荒尾市出身・28)と結婚しました。

近くに住む岩瀬新次さん(60)らのアドバイスで、農家として地域にとけ込みスタートが切れたのは、牧野組合への加入のみならず神楽を始めたことも大きな要因のようです。

「ゴールデンウイークに初舞台を踏みました。練習で地域の人たちと顔を合わせる機会も増ました」と、ここでの暮らしに満足しているようです。

左から妻の悠さん、荒尾市から子育ての手伝いに来ていた悠さんの母・黒田初代さん(54)、今年3月に生まれた長男の航大くん(6カ月)、石川友也さん

石川さん家族と地域の架け橋になっている岩瀬新次さん(60)。「畜産農家に若い夫婦がおると活気が出ますね。これまで南越牧野組合で一番の若手は私だったから(笑)」