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(4)ここから広がる有機農業の夢 世代を超えて愛されるパン屋

有機農産品売り場

(4)ここから広がる有機農業の夢 世代を超えて愛されるパン屋

2015年8月15日
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「肥後あゆみの会」のメンバー(一部)。後列左から松尾泰慶さん(24)、近藤雅仁さん(24)、寺本賢吾さん(20)、澤村光大さん(23)、樅木英介さん(49)、前列左から宮川良太さん(20)、酒井健良さん(20)

「肥後あゆみの会」社内の目立つ場所には、澤村さんのモットーが掲示されています

「肥後あゆみの会」代表の澤村輝彦さん

「温暖な不知火町は農業のやりがいがある土地」と話すのは、不知火町高良(こうら)で環境保全型農業による有機作物栽培を行う農業法人「肥後あゆみの会」代表の澤村輝彦さん(55)。

有機農法に切り替えた当初は収量が激減して厳しい日々が続いたと振り返りますが、顧客の期待を支えに努力を重ね、近年では大都市圏の市場から引き合いがくるまでになりました。

そんな澤村さんが数年前から力を注ぐのが、県内外から集まる次世代農業者の育成です。「将来は故郷で安定収入を確保できる農業経営者に育ってほしい。そのためには徹底的な技術習得が大事なので、厳し~く(笑)指導しています」

昼下がりの畑では、農作業の真っ最中。「真夏は特にきついけど、“部活”感覚で乗り切ってます!」とメンバーは元気いっぱい。その一人で山鹿出身の近藤雅仁さん(24)は、「熱心に教えてくれるので勉強になります。四季を身近に感じられる農業を、“仕事”としてずっと続けていきたいと思うようになりました」と話してくれました。

「サンサンうきっ子 宇城彩館」の有機農産品売り場

澤村さんの農場で作る「有機栽培生姜100%生姜パウダー」500円(10g)や「塩畑トマトジュース」1000円(500ml)が並ぶコーナー=サンサンうきっ子 宇城彩館

問い合わせ

 

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サンサンうきっ子 宇城彩館(道の駅うき 物産館)

 

数十年ぶりに懐かしがって訪れるOBもいるそうです

早朝から、手作り惣菜パンなどを求める通勤・通学客で忙しいのが松橋駅前の「ポニーベーカリー」です。常連には松橋高校の生徒も多く、中には、卒業後数十年ぶりに懐かしがって訪れるOBもいるそうです。北海道産小豆を使った手作りのあんたっぷりの「アンパン」や、ふわふわのカステラ生地であんをくるんだしっとりとした「とら巻」が人気です。

穏やかな海を望み、古代から人の営みが続いてきた不知火町。伝説をたたえた海が残照に溶け込もうとする夕暮れ、空に淡いオレンジとコバルトブルーのグラデーションが広がります。祭りの歓声がこの海と空にこだまする日が待ち遠しいものです。

「家族3人で頑張っています」と話す「ポニーベーカリー」店主の林田千代勝さん(64)と妻の佳代子さん(61)

昭和25年創業の「ポニーベーカリー」。パンは種類により閉店前に売り切れますが、電話予約で取り置き可能

(写真左奥から時計回りに)焼菓子「パリジェンヌ」180円、「とら巻」280円、「ゴールド食パン」(4枚)380円 ※週2回のみの製造につき予約がおすすめ。「デリシャス」360円、「パネトーネ(小)」160円、「アンパン」130円

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ポニーベーカリー

 

問い合わせ

宇城市不知火美術館(「不知火文化プラザ」内)

  • 宇城市不知火町高良2352
  • TEL.0964-32-6222
  • 開館/10時~18時(土・日曜、祝日は~17時、入館は閉館の30分前まで)
  • 休館/月曜(祝日の場合は翌日)
  • 入館/企画展以外は無料(企画展は300円、大・高校生200円、中学生以下無料)

《8月の展覧会》

・西平あかね絵本原画展(企画展観覧料必要)~8/23
・イソップ小林フォトアート展「天草凪子(あまくさなぎこ)」8/25~8/30
・夏の作品展 8/25~8/30