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(5)スリランカ人が作る本格料理 〝スリメキ〟って知ってる?

(5)スリランカ人が作る本格料理 〝スリメキ〟って知ってる?

2015年8月1日
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メキシコ料理の「カルニータ」(800円)。じっくり煮込んだ豚肉を、トルティーヤでくるんであります(なごみのスリメキ食堂 わさんたらんか)

「モーレにカルニータ。とにかくおいしい『スリメキ食堂』がありますよ」と、和水町役場で教えてもらった町の新名物。しかし「スリメキ」とは一体何の料理なのでしょう? 訪ねたのは「なごみのスリメキ食堂 わさんたらんか」です。

「スリメキ食堂」とは、スリランカとメキシコという遠く離れた2つの国の料理を食べることができる食堂という意味のようです。

まずは「モーレ」が登場。「モーレ」は、じっくりいためたタマネギとトマトベースのソースでチキンを煮込んだ本格的なメキシカンで、酸味と辛さが複雑に絡み合う初めてのおいしさです。「ヌードルカレー」や「わさんたスペシャルカレー」など、まるで現地の食堂で食べているかのような本格的な味わいでした。

スリランカ出身の店主ワサンタ・ヤーパーアーラッチさん(38)は、東京のメキシコ料理店でシェフとして10年間修業し、昨年9月に和水町に店をオープンしました。

東京都出身で妻のふみさん(30)、娘の芽生(めい)ちゃん(6)、息子の創佑(そうすけ)君(3)とともに、和水町に暮らし始めてやがて1年になります。

ワサンタさんとふみさんの出会いは、2人のアルバイト先だった東京のメキシコ料理店。恋に落ちた2人は、結婚後、千葉県などで暮らしていましたが「子どもたちを自然の中でのんびり育てたい」というふみさんの希望で、和水町に移住しました。

「町の人たちが、子どもたちの名前をすぐに覚えてくれて、見守ってもらっているのを感じます」とふみさん。ワサンタさんは「熊本市内からちょっと遠いけど、うちの料理は、食べに来る価値あるよ」ととびっきりの笑顔を見せてくれました。

「ここでしか食べられない珍しいメニューもありますよ」と語る「わさんたらんか」のワサンタさんとふみさん

スリランカの紅茶を入れてくれました。ミントの葉とショウガがアクセントです

問い合わせ

なごみのスリメキ食堂わさんたらんか

 

青田から緑の香りをはらんだ風が吹いてきます

「なごみのスリメキ食堂 わさんたらんか」から、県道16号を北上すると、菊水インターチェンジのすぐ近くにあるのが、アイスクリームカフェ「仁庵(じんあん)」です。扉を開けると、〝店長ネコ〟でブルーの瞳のマルゴーちゃんが迎えてくれました。

3匹の看板ネコが迎えてくれる「仁庵」。写真は、働き者の店長・マルゴーちゃん

「溶けないうちに、食べてみて」と代表の光永久仁子さん(56)。金沢産米粉100%のもなかの皮の中には「種子島の安納芋のアイス」や「山形のよもぎのアイス」など、光永さんが太鼓判を押すこだわりの素材を使ったアイスが詰まっていて、そのおいしさにびっくり!

それもそのはず、「仁庵」は、業務用のアイスクリームメーカーとして有名ホテルやレストラン、美術館、大使館などに高級アイスクリームを卸してきた「(株)ASOジャパン」のアンテナショップなのです。

東京や福岡などで、アイスクリーム卸業をしていた光永さんが、和水町の風景と和風の建物に一目ぼれし、本社の機能ごとこの地に移したのは、昨年3月。「雨の日の土や田んぼのにおいを感じ、虫の声に耳を澄ます日々です」と、ここでの暮らしを心から楽しんでいます。

日が傾き始めると、青田から緑の香りをはらんだ風が吹いてきます。神様を大事に守り継ぐ人たちや、町に新風を吹き込む人たちの笑顔を思い浮かべると、また訪ねたいと思うのでした。

「和水町に来て、空気がおいしいっていう意味が初めてわかりました」と語る光永久仁子さん

カウンターに座ると、光永さんとのおしゃべりタイムが楽しい(アイスクリームカフェ仁庵)

「沖縄の黒糖」「佐賀の五穀米」など、こだわりの素材を使ったアイスクリームもなか。3個(300円)、4個(380円)、5個(450円)

アイスコーヒー400円。コーヒー豆の形をした氷は、溶けても薄まらないように、コーヒーで作られています

問い合わせ

アイスクリームカフェ仁庵