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(4)新たな日本酒作りに挑戦 気温5度の酒蔵で夏仕込み

「花の香酒蔵」

(4)新たな日本酒作りに挑戦 気温5度の酒蔵で夏仕込み

2015年8月1日
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酒蔵見学(要予約)もできる「花の香酒蔵」

気温5度に温度調整された酒蔵の中で、ぷくぷくと小さな泡を吹く「酒母(しゅぼ - 米、こうじ、水を用いて、酵母を培養したもの)」を真剣なまなざしで見つめるのは「花の香酒蔵」社長の神田清隆さん(38)です。

明治35(1902)年創業の造り酒屋6代目で、杜氏(とうじ)も務める清隆さんは、8月末に発売される「花の香 夏仕込み」(限定500本)作りの真っ最中。「冷蔵蔵(ぐら)でじっくり寝かせることで、まろやかな口触りと芳醇(ほうじゅん)な香りが引き出せるんです」。日本酒の夏造りは難しいと言われる中で、あえてチャレンジしています。

「地元産の材料で、味や香りにこだわった世界一の酒を作りたい」と語る清隆さんは、昨年9月、人気の日本酒「獺祭(だっさい)」の酒蔵メーカーである「旭酒蔵」(山口県岩国市、桜井博志社長)に赴き、2カ月間弟子入り。桜井社長の感性や酒造りの姿勢を学び、刺激を受けたと語ります。

そこで、和水町と周辺市町の農家の協力を得て、「獺祭」にも使われる酒米「山田錦(やまだにしき)」の生産にも取り組み始めました。

「最初は、『本当に米を買い取ってくれるのか? 世界一なんて本気か?』と言われましたね」と笑います。根気強く思いを伝えることで、夢を一緒にかなえたいという仲間が増えていきました。

青々と育つ山田錦をいとおしそうに見つめる清隆さん。

「和水町が『日本一の山田錦を使って、世界一の酒作りをしている町』と言われるように、頑張っていきたい」。結んだ言葉には、夢に向かうあふれる思いが込められていました。

地元産サツマイモを原料にした本格焼酎「茂作」。赤いもを使った「赤茂作」(1.8ℓ・2150円、720mℓ・1300円)と、白いもを使った「白茂作」(1.8ℓ・1900円、720mℓ・1150円)があります

こだわりの清酒「花の香」シリーズ。「桜花」(純米大吟醸1.8ℓ・中央)は3000円、「菊花」(純米吟醸1.8ℓ・左)は、2800円。「桜花」の720mℓ(右)は、1500円


「発熱を押して、田植にも挑戦しました!」と、山田錦への思いもひとしおの神田清隆さん(花の香酒蔵)

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花の香酒蔵