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(7)自然栽培求めて試行錯誤 販路や商品開発にも工夫

山浦千代子さん(67、写真左)と、同じく北森裕介さん(38、右)

(7)自然栽培求めて試行錯誤 販路や商品開発にも工夫

2015年7月18日
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まだ青い河内晩柑(福田果樹園)

田植えが早い天草では、8月には稲刈りです。今、田んぼでスクスクと育った稲穂が風にそよいでいます。

「福田果樹園」の福田智興さん(38)は就農12年目。亡き父から受け継いだ果樹園をベースに、米や野菜栽培をはじめました。九州の食と農を考える、「Artisan club(アルチザンクラブ)」の一員でもあり、4年前から完全に、農薬も肥料も使わない自然栽培に移行しています。

「味や品質を高めたいという思いで試行錯誤し、たどり着いたのが、微生物や虫の力を借りるというやり方です。ミネラルが足りないときは、海水を薄めて与えたり。移行して3年くらいは大変でしたが、“できないことはない!”と自分に言い聞かせ、ようやく軌道に乗り始めました」と福田さんは言います。

販路開拓に苦労した経験と、後進を応援したいという思いから、思いを同じくする若手農家の旬の野菜を取り寄せ、セット直販にも取り組んでいます。

「農業は難しいけど結果がはっきりと出るので、楽しくもあります。これからも挑戦を続けたいです」と福田さんは抱負を語ってくれました。

「個人注文でお客さまからお手紙をいただく機会も増え、多くの人に安心して食べてもらえるおいしいみかんを届けたいという思いが強まっています」と福田さん

「あれんじで、行ったことのあるところが紹介されると、懐かしい気持ちで読ませてもらってますよ」と、福田さんの田んぼの草取りを手伝いに来ていた山浦千代子さん(67、写真左)と、同じく北森裕介さん(38、右)

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福田果樹園