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(4)玉名の風土が育んだ美味を心ゆくまでいただいて

玉名土産の定番「長者饅頭」

(4)玉名の風土が育んだ美味を心ゆくまでいただいて

2015年6月6日
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丹精尽くされた庭園を眺めながら食事ができる「日本料理たがみ」。昭和33年の創業です

「日本料理たがみ」は、雅な庭園と静かな環境が自慢。初夏の日差しに庭の緑が美しく輝いています。この店が作る複数の弁当がJR新玉名駅「観光ほっとプラザ たまララ」で買えると人気です。おすすめの「九州駅弁・玉名まるごと四季彩薬草弁当」は、「第9回九州駅弁グランプリ」(JR九州主催)で6位に入賞。玉名市内で採れる四季の薬草を食材に使った体に優しい味わいです。

母の節子さん(79)ら家族と店を守るのは、二代目の田上富博さん(55)。日本庭園を眺めながらいただく「お手ごろ膳」(昼のみ、要予約)がおすすめです。

リーズナブルで人気が高いランチ限定の「お手ごろ膳」(1620円・要予約)=日本料理たがみ

「日本料理たがみ」が「薬草の会」に依頼して採ってもらったタンポポやオオバコ、ハコベ、甘草など。みずみずしく柔らかそうで、まるで野菜のようです

「九州駅弁 玉名まるごと四季彩薬草弁当」(1100円)。玉名産のミニトマトや有明産活きアサリなど、地元産の素材と薬草が巧みに調理されています

「第11回九州駅弁グランプリ」で熊本地区1位の「九州駅弁 肥後牛とあそび豚弁当」(1000円)。絶妙な甘辛味で軟らかくとろける肥後牛とブランド豚肉がたまりません

「日本料理たがみ」の田上富博さんと母の節子さん

問い合わせ

日本料理たがみ

 

お酒のアテやおやつにもぴったり

有明産のあさりや九州産のしじみで手作りする佃煮専門店「佃の匠」も見逃せない店の一つ。ご飯のお伴にはもちろん、お酒のアテやおやつにもぴったりです。

化学調味料や保存料などを一切使わない「佃の匠」で人気の佃煮。左から「特あさり」(100g330円)、「小海老」(80g310円)、「薬膳しじみ」(100g330円)

「佃の匠」の竹内佐代子さん(51)

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佃の匠

 

昭和の空気をたたえた広縁をそなえた和室

高瀬裏川を背に立つ「菓舗菊水堂」は、疋野長者伝説にちなむ「長者饅頭」で有名な老舗。この「長者饅頭」は、昭和35年熊本国体に行幸の昭和天皇に献上されました。「うれしいことに、陛下からは後日再び所望がありました」と店主の山嵜憲一さん(68)。店の奥には老舗の歴史を物語るように、昭和の空気をたたえた広縁をそなえた和室がありました。

柱には古めかしい振り子時計が掛かり、その文字盤はセピア色。往時と変わらず、時を静かに刻んでいます。部屋には明治初頭の熊本城下の貴重な風景写真も飾られ、ここで抹茶と共にお菓子をいただくひと時は格別です。

玉名の歴史と人、そして名物を巡る旅。初夏の一日をたっぷりと楽しむことができました。

玉名土産の定番「長者饅頭」(右・115円)。一口サイズの「小判長者」(65円)も=菓舗菊水堂

6月半ばまでの季節限定で登場する、ハナショウブを模した上生菓子(210円)=菓舗菊水堂

高瀬裏川を見下ろす店の裏庭で語る、「菓舗菊水堂」店主の山嵜さん

レトロな広縁がある和室が移設され、利用できます= 菓舗菊水堂

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菓舗菊水堂