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(1)猫に誘われ天神さまへ 25年目の「花しょうぶまつり」

高瀬裏川

(1)猫に誘われ天神さまへ 25年目の「花しょうぶまつり」

2015年6月6日
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奥に立つ、ガス灯を思わせる街路灯がノスタルジックな「田中町商店街」。街路灯にはハナショウブが描かれています

玉名市の中心部・高瀬に古くからある髙瀬商店街。街区ごとにさらに5つの商店街に分かれており、茶舗、薬店、寝具店など専門店が立ち並ぶ姿はレトロ感いっぱいです。

その5つの商店街の一つ「田中町商店街」。カタカナ書きの洋装店の看板などが連なる通りの真ん中を、一匹の猫が悠然と横切って行きます。その歩みに誘われるように入り込んだ制服店の脇に、「高瀬天満宮」入り口がありました。

「高瀬天満宮」は、高瀬界わいの商人を古くから見守ってきた七天神の一つです。境内に進むと目に入るのは、梅の紋を刻んだ石灯籠。本堂の鈴からは紅白の鈴縄が下がり、かわいらしい小さな天神さまのたたずまいに心ひかれます。「ここも含めた七つの天神様は、古い水流に沿って建てられたと聞いています」と話すのは、私たちの来訪を察して対応に出てくれた「田中町商店会」会長で「制服のハラダ」の原田美鈴さん(63)。雨が降れば水路は雨水をたたえ、外の雑踏が嘘のように静かでひんやりした空気漂う境内に梅雨らしい風情を添えるそうです。

地区のみなさんによってきれいに保たれた境内の木陰に、緑風が巡ります=高瀬天満宮

さて、江戸時代には城下町熊本に準ずる扱いを受けていたという高瀬の町。その面影を残すのが、商店や蔵の裏手を流れる「高瀬裏川」周辺です。

約800mの川沿いは「高瀬裏川水際緑地公園」として整備され、毎年初夏には「髙瀬裏川花しょうぶまつり」でにぎわいます。25回目の今年は5月29日(金)~6月13日(土)に開催され、6月6日(土)にはメーンイベントも行われます。

ハナショウブの緑が初夏の日差しに輝いてまぶしいほどです(高瀬裏川)

「髙瀬裏川花しょうぶまつり」実行委員長の本田勝久さん(44)。「25周年の今年は、25歳の人に(6月6日のみ・要身分証)ステキな特典をご用意しています。ぜひお出かけ下さい!」

第25回 髙瀬裏川花しょうぶまつり

問/玉名観光協会 TEL.0968-72-5313(9時~19時)