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(3)海を眺めながら至福の朝食 地元っ子気分で町を歩く

ハヤミさんが作る回転焼き

(3)海を眺めながら至福の朝食 地元っ子気分で町を歩く

2015年4月18日
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「喫茶ハイヤ」のカウンター置いてある望遠鏡。これで長島(鹿児島県)をのぞいてみました

早起きして取材をしているせいか、お腹がひどく空いてきました。午前8時半、ハイヤ大橋のたもとにある「うしぶか海彩館」の一角「喫茶ハイヤ」に駆け込みました。さすが港の喫茶店、もう営業中です。

モーニングをオーダーしようとメニューを見ると、ここでは牛深らしく「あじの開き定食」とあって驚きです。カウンター席から見える、長島(鹿児島県)へと向かうフェリーの航行を眺めながらの朝食は、最高です。

牛深の町を歩いていると、なぜか、よその町にやって来た気がしません。背戸輪(せどわ)の路地の匂いや、魚屋の店先で昼寝する猫の姿、漁を終えた船泊(ふなどまり)の風景と、町の息づかいを感じるにつけ、懐かしい記憶の感触を覚えるのです。

頬をなでる南風が「遠慮せんでよかよ」と告げたようで、地元っ子気分で散策開始です。

「喫茶ハイヤ」のモーニングに出されている「あじの開き定食」630円

おいしい朝食を作ってくれた「喫茶ハイヤ」の濱崎美恵子さん(左・60)と上田梓さん(35)

漁を終えた船が集まる、船泊の午後の風景

問い合わせ

レストラン・あおさ、喫茶ハイヤ

  • 天草市牛深町2286-116
  • TEL.0969-73-3818(うしぶか海彩館)
  • 営/8時半~17時半(OS17時/喫茶ハイヤ)
  • 営/11時~21時(OS20時/レストラン・あおさ)
  • 休/第3火曜
 

牛深ならではの名物

揚げ物のおいしい匂いが流れてきました。「原かまぼこ店」の店先では、「ばくだん」が出来上がっています。ゆで卵を食用紅で染め、スケソウダラとエソの練り物に包んで揚げた、牛深ならではの名物です。

「もう一つのうちの人気商品がこれなんです。どうぞ、食べてみて」と、店主の原光生(こうき)さん(50)がふくよかな笑顔ですすめてくれたのが「半熟ばくだん」。熱々を頬ばると、甘みのある練り物と、しょうゆで味つけされた半熟卵の濃厚なコクの取り合わせに感動します。

おいしい物を作る人たちの笑顔はこうです。「原かまぼこ店」の原光生さんと妻の真美さん(48)

問い合わせ

原かまぼこ店

 

明るくて、笑いの絶えない家族です

ハイヤ通りで、何やら楽しそうな風景に遭遇しました。果物と野菜を売る「フルーツセンターいとう」の店先はにぎやかで、誰がお客で店の人か区別がつきません(笑)。

「ハイヤ祭りんときは、みなさんに座ってもらうごつ、店先にズラ~ッとコンテナば並べます。踊り手にお酒ば振る舞いながら、私たちも大宴会で盛り上がります(笑)」と店主の伊藤末男さん(66)。

長男の博之さん(40)夫婦とともに店をもり立てる伊藤家は、とにもかくにも明るくて、笑いの絶えない家族です。

いつも楽しい伊藤家の人たち。左から妻の千加榮さん(62)、末男さん、長男の嫁の優子さん(39)、長男の博之さん

孫の玲菜ちゃん(4)と末男さん。昨年の牛深ハイヤ祭りでの写真が店内に飾られています

牛深ハイヤ祭りの道中踊りが練り歩く、ハイヤ通り

問い合わせ

フルーツセンターいとう

 

ハイヤ総踊りを眺めながら食べ歩き

近くに「ハヤミの店」と看板をあげる、回転焼きの店があります。名物はシーチキンとベーコン、チーズの3種の回転焼き。回転焼きの皮の中に、それぞれの具材と卵キャベツ、マヨネーズを入れて焼いたもので、ハイヤ総踊りを眺めながら食べ歩きするのもいいかもしれません。

ハヤミさんが作る回転焼きは大評判。1個130円

ハイヤ通りで回転焼きの店を営む中山ハヤミさん(71)

問い合わせ

ハヤミの店