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(2)万田坑を応援する人々 歌でPR、周辺を環境美化

「炭坑ガールズ」

(2)万田坑を応援する人々 歌でPR、周辺を環境美化

2015年4月4日
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「万田坑ステーション」には時代の移り変わりと共に変わる万田坑の様子が分かる古写真を展示。写真上は、昭和25年頃。手前にあるのが今は解体された第1立て坑やぐらです。写真下は、大正時代の第1坑の巻揚作業中の様子

万田坑は、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成資産の一つとして、福岡県の八幡製作所、長崎県の長崎造船所、端島(はしま)炭鉱(軍艦島)などと共に、平成27年のユネスコ世界文化遺産の登録を目指しています。

再び万田坑が脚光を浴びるとあって、地元の気運も盛り上がっています。

万田坑を見学するなら、まずは「万田坑ステーション」で歴史や全体図を把握してからがお勧め(入館無料)。第2立て坑やぐらなどは有料区域になります(大人410円、高校生300円、小・中学生200円)

荒尾の特産がそろう「万田坑ステーション」内の物産コーナー

地元のお菓子屋さんが作る万田坑オリジナルスイーツ。「万田坑石炭クッキー」300円、「万田坑レーズンサブレ」150円、「炭都ショコラ」140円など、黒いお菓子が特徴です

万田坑の様子が一目で分かるジオラマ

問い合わせ

万田坑・万田坑ステーション

  • 荒尾市原万田200-2
  • TEL.0968-57-9155
  • 見学時間/9時半〜17時
  • ※旧万田坑(有料区域)への最終入場は16時半まで
  • 休館/月曜(祝日の場合は翌日)水曜
 

額の汗をぬぐいながら笑顔を向けてくれました

万田坑近くで花壇の手入れをしていたのは中島清臣さん(79)ら「井手川地区元気づくり会」のみなさん。同会では万田坑周辺の景観を守るため、6年前から花壇の手入れや草刈りを続けています。

「万田坑へ見学に来る人も多くなりましたから、少しでもキレイにしておもてなししたい一心で」と、額の汗をぬぐいながら笑顔を向けてくれました。

この日は、花壇の雑草を抜いてパンジーの苗を100株植えるのだと張り切った様子でした。

100人も会員がいる「井手川地区元気づくり会」。環境美化や防災・防犯パトロールなどで地域貢献を続けています

「万田坑ステーション」近くにある「万田公園」前の花壇の手入れをする「井手川地区元気づくり会」のみなさん


風が吹いてる〜炭鉱があった町〜

歌で万田坑を応援する人がいます。「ミュージックパブ スター気分」のオーナーの原えいじさん(51)は、嘉門達夫さんが作詞作曲した「風が吹いてる〜炭鉱があった町〜」を、嘉門さんと共演でCDを発表しています。

「嘉門さんと荒尾でご縁をいただき、この曲に出会いました」

炭鉱マンたちの汗と涙と力強さを歌い上げる原さんの胸の内が、聞く人の心に深く響きます。子どもの頃に炭鉱の社宅に住む友達と遊んだ情景を愛おしむような歌声には、活気にあふれた頃の街の様子、喜怒哀楽を共にした地域の人々の暮らしが浮かぶようです。この歌は、万田坑のテーマソングとして、「万田坑ステーション」でも流れています。

音楽好きが集まる荒尾の社交場。カラオケ付の飲み放題(2時間)は3240円=「スター気分」

「祖父が炭鉱マンだったし、学校の友達も多くは炭鉱マンの家庭で、万田坑は私にとっても身近な存在です」と原えいじさん

カラオケもバンドもできる「スター気分」のステージ。月・水曜は地元ミュージシャンのライブも。リクエストすれば、原さんも歌ってくれます

問い合わせ

ミュージックパブ スター気分

 

イベントやお祭りを盛り上げています

ユニークな女性ユニットも荒尾をPRしています。原さんの娘の蓮本裕希子さん(27)をリーダーに結成された「炭坑ガールズ」です。7歳〜55歳という幅広い年齢のガールズ13人が、カラフルなつなぎとヘルメット姿で、スコップを持って歌い踊るパフォーマンスでイベントやお祭りを盛り上げています。

万田坑を明るく元気にPRしたいと結成された「炭坑ガールズ」。替え歌で炭鉱の歴史を伝えています