
旭志の野菜や果物、旭志牛など特産品が並ぶ「道の駅旭志」
旭志の特産物を買い求めるならば「道の駅旭志」がおすすめです。季節の野菜や果物、旭志牛や豚肉など種類も豊富で、しかも比較的リーズナブルです。
「旭志は阿蘇からの吹き下ろしの風が強く、ハウス栽培が難しいため、多くが露地栽培です。だからこそ、本来の旬にそった野菜がそろいます。4月にはタケノコや山菜なども登場しますよ」と、支配人の梅本和宏さん(53)。

「旭志にはおいしいものがたくさんあります」と、支配人の梅本和宏さん
おいしい肉の加工品も見逃せません
また旭志は、畜産が盛んな地域。おいしい肉の加工品も見逃せません。「松永農場」では、ウインナーやベーコン、アイスバインなどが製造されています。代表の松永憲幸さん(41)は、尾足(おたる)地区で約1400頭の豚を育てる養豚家。「自慢の豚をよりおいしく味わっていただきたい」という思いから20年前、ハム工房を開きました。松永農場の加工品は、旭志の学校給食にも提供されています。
それにしてもスタッフのみなさんの笑顔がほがらかなこと。おいしいものを作る人たちの顔は、こうでなくてはいけません。休憩中のところをパチリ。「若く撮ってね」と松永さんを囲んで、撮影も盛り上がります。

上品な香りと肉汁のうまみが特徴のウインナー540円や、ベーコン280g1080円などは、旭志の桜の原木をチップにし、燻し上げたもの =「松永農場」

写真左から、松永農場スタッフの河上ひろ子さん(64)、代表の松永憲幸さん、スタッフの青木敬子さん(64)と上田ゆうこさん(59)=「松永農場」
問い合わせ
松永農場
- 菊池市旭志尾足981-1
- TEL.0968-37-4180
- 営/9時~15時
- 休/日曜、祝日の月曜日
- http://www.matsuham.com/
- ※松永農場の加工品は「道の駅旭志」で販売されているほか、上記サイトからの注文も可能です
学校帰りの子どもたちもやって来ます
旭志小学校のそばにある「Bake House はるる」からおいしい香りが流れてきます。3児の母でもあるオーナーの嶋崎ゆかさん(38)は、子どものアレルギー発症を機に、天然酵母のパン作りを始めました。
「学校帰りの子どもたちもやって来ます。だから、お小遣いで買える価格のパンも作っています」と、名物のクロワッサンのほか、動物やキャラクターの形をしたパンが並びます。
ゆっくりと伸びてくる夕暮れの陽光が鞍岳を映します。「Bake House はるる」前の川岸で、学校帰りのランドセルを背負った男の子に「お帰りなさい」と声をかけると、はにかみながら「ただいま」と答えてくれました。そんなささやかな出来事が心に染みる、旭志の春の旅でした。

3日間かけてつくられる、クロワッサン(全5種、130円〜)が人気です=「Bake House はるる」

お店の一角には、ナチュラル志向の化粧品や雑貨なども並びます

2階にはイートインスペースもあります =「Bake House はるる」
各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。