生活情報紙「あれんじ」公式サイト

(3)お土産探すなら「磯の里」 足長ダコ、風味豊かな新ノリ

とれた魚でバーベキュー

(3)お土産探すなら「磯の里」 足長ダコ、風味豊かな新ノリ

2015年2月21日
|

松原海岸の入り口に立つ「磯の里」

島原・普賢岳を望む有明海に面した松原海岸は、県北唯一の海水浴場。春から秋にかけて潮干狩り、夏は海水浴客でにぎわいます。地元の農産物や加工品などの土産を買うなら、物産館の「磯の里」がおすすめです。

店内に設けられたいけすをのぞくと、足長ダコが泳いでいました。5月の連休くらいまで捕れるといいます。

「足長ダコは煮付けにすると軟らかくておいしかですよ。3月中に買い物に来られるなら、新ノリがおすすめ。香りはいいし、口の中に入れるととろけるようですよ」とスタッフの藤本静子さん(65)。

食べてみると、口の中でフワッと溶けて、ほんのりと磯の香りが広がります。

併設の温泉施設「潮湯」もあり、海岸の景色を眺めながら、ミネラル分たっぷりのお湯を楽しむことができます。

「磯の里」店内には岱明町の海の幸、山の幸が並んでいます。4月末からは土日曜限定でレストランもオープン。しゃくの天ぷら定食や貝汁定食などが人気です(7・8月は毎日営業)

体の芯まで温まる「潮湯」。入浴料大人420円、小学生210円

「たこつぼ漁体験やしゃく釣り大会、ビーチバレーボールなど、春と夏にはイベントも盛りだくさんです」と「磯の里」の所長・兵藤勉さんとスタッフの藤本静子さん

問い合わせ

磯の里・潮湯

 

有明海の天然魚が大量に捕れる楽しさ

松原海岸では春から秋にかけて観光地引網体験も行われています。

「地引網漁は、明治39年から続く伝統的な漁法です。熊本や福岡の子どもたちが多いけど、なかには外国の方もいてね。ハワイからやって来る団体さんは、日の丸のはちまきを巻いて盛り上がってます」と、「地引網保存会」代表の植田一馬さん(64)。

長さ約1キロメートルもある網を海に仕掛け、網の両端を海岸から引っ張ります。魚が入るとさらに重くなるため、30人以上の大人の力が必要だとか。以前は集落の人たちが総出で行っていたそうです。

「網を揚げてみないと何が入っているか分からないのが、地引網漁の面白いところ」と植田さん。エイやヒラメ、コノシロなど、有明海の天然魚が大量に捕れる楽しさはやみつきになりそうですね。

日の丸はちまきで地引網体験をする人たちはハワイの方々。地引網の面白さにはまってここ数年訪れているそうです=提供写真

有明海の地魚が大量! =提供写真

「地引網保存会」の地引網体験は、1回5万円。漁が終わったら、とれた魚でバーベキューも楽しめます=提供写真

以前は自動車エンジニアだった植田一馬さん。最近は地引網の他に木彫にも凝っていて、写真の竹細工の昆虫から仏像まで手がけています

問い合わせ


試行錯誤で生み出した調味料のおいしさが人気の秘けつ

「磯の里」の所長の兵藤勉さん(64)が、「酒の肴にはこれ!」と教えてくれた漬あみを製造する「濱崎海産」を訪ねました。

9~11月にかけて有明海で捕れるアミ(アミエビ)を、特製の調味料に漬け込んだ「漬けあみ」は、「玉名ブランド」にも認定されている逸品です。

「10月頃にとれたアミが一番脂が乗ってうまかとですよ」と、代表の濱崎一己さん(67)。

一口いただくと、濃厚な魚のうま味の中に、青唐辛子のピリッとした辛さが利いています。出張販売すると行列ができ、意外にも若い方にも好評だと言います。

素材となるアミの鮮度の良さもさることながら、試行錯誤で生み出した調味料のおいしさが人気の秘けつになっているようです。

ピリッとした辛味がやみつきになる「濱崎海産」の「漬けあみ」。ご飯に乗せるほか、しょうゆ代わりに冷や奴や、焼き芋に乗せて食べるのがおすすめ

「塩分控えめで、防腐剤も不使用。安心安全な漬けあみです」と、「濱崎海産」の濱崎一己さん

問い合わせ