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(4)やさしい自然が育む味 農家レストランとそば処

一番人気の「もりそばと天ぷらの御膳」1450円

(4)やさしい自然が育む味 農家レストランとそば処

2014年12月20日
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みかん畑の中に、評判のおいしい店を見つけました。

一軒目は、農家の母屋のように広い土間を備えた「農家レストラン果夢樹(かむじゅ)」。予約制で、自家栽培の野菜をふんだんに使ったコース料理を提供しています。

「もともとはみかん農家で、親父が作る野菜とコメを使って、母親が料理を作っていたんですが、今では僕らが引き継いでいます」と話すのは店主の坂本祥生さん(36)と妻・真由美さん(37)。

土間に続く個室で料理をいただくのですが、広いテラスでも食事ができます。テラスからはみかん山や有明海といった開放的な眺めが広がります。

おふくろの味と祥生さんの和食が融合した料理を堪能しながら、ここで長居してしまうお客さんが多いのも納得できます。

季節の素材を使い、お客さんの要望も聞きながら献立を作る「果夢樹」のランチコース2160円。夜のコースは3240円~

「みかん狩りやパンやピザづくりの体験もできますよ」と「果夢樹」の坂本祥生さんと妻・真由美さん。みかん狩り体験は食事と合わせて2500円、パン・ピザ作り教室は10名以上のグループが対象に

食事は広々としたお座敷で。デザートはテラスで絶景を眺めながら味わうのもおすすめ

山の斜面に立つ農家レストラン「果夢樹」。間口の広い土間は、夏は心地いい風が通り、冬は薪ストーブであったか

問い合わせ

農家レストラン 果夢樹(かむじゅ)

 

みかんも夕日もオレンジ色

「玉名市はラーメン文化だからこそ、そばのおいしさを広めたくて」と話すのは「そば処 秀」の坂門秀信さん(65)。高校まで天水町で暮らし、福岡で就職。定年退職後に天水町に戻り、3年前に念願のお店をオープンさせました。

「店をやるのは初めての経験だけど、地域の人たちが温かい人ばかりだから、続けられますよ。福岡時代の友人が来ると、いいところだねと気に入ってくれます」

そばを打つのは、甥っ子の中村嘉英さん(43)。そば粉九割、つなぎ一割の九一そばは、そばの風味と歯応えが絶品です。

来店時間と人数をあらかじめ連絡しておくと、打ち立てゆがきたてのそばを提供してくれます。

夕日が海の向こうに沈みはじめます。みかんも夕日もオレンジ色。その色の温かさに、きょう出会った人たちの笑顔が重なります。

一番人気の「もりそばと天ぷらの御膳」1450円。香りとのど越しが楽しめる盛りそばに、揚げたての天ぷら、ダシで炊き上げた豆ご飯などが付きます

店内に向かって設けられたそば打ち台。タイミングがよければそば打ちも見学できます

「そば秀」の周囲にみかん畑を所有。オーナー制で、1本の木から30~40キロ収穫できるとか。オーナーの募集は春先から始まります(1本2500円~3500円)

小振りの天丼付きの「もりそばと小天丼の御膳」1450円。「小天丼」は、ここでは「おあまどん」と呼びます


「そばはもちろん、高台から望む景色も自慢。夏は玉名地区の花火が楽しめるスポットにもなっています」。左から坂門秀信さんと中村嘉英さん

問い合わせ

そば処 秀