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(4)タルトが自慢のケーキ店 懐かしくも新しい雑貨店

日替わりスープと生春巻き、ドリンク付きで1080円

(4)タルトが自慢のケーキ店 懐かしくも新しい雑貨店

2014年10月18日
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地元食材を中心につくる季節限定のタルト。年間20種近くを作っていますね」と話す「こんぺいとう」の鳥丸俊一さん(中央)と恭子さん(右)、スタッフの岩下祥子さん(左=29)

タルト生地のしっとりとした食感と、季節の食材の一体感が絶妙。これからの季節はイチジクやアンノウイモのほか、山江村のクリを使ったタルトも登場するそうです

八代に移り住んだ夫妻がいます。鳥丸俊一さん(45)と恭子さん(45)です。鹿児島県出身の俊一さんと東京都出身の恭子さんは、「ここでおいしいケーキを食べたい」という知人の言葉をきっかけに15年前、八代市に移住し、洋菓子店「こんぺいとう」を始めました。

「自然豊かな場所で子育てをしたいと考えていました。おいしい食材もたくさんありますし、理想の場所です」と恭子さん。店内には、季節のタルトがずらりと並んでいます。

「生地づくりから店頭に並ぶまで、1週間から10日ほどかかります」と俊一さん。おすすめは季節替わりのタルトを含む6種を詰め合わせた、欲張りな「ひとくちタルト」です。しっとりとしたタルト生地と具材がよくなじみ、どれも上品な味わいでした。

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こんぺいとう

 

多くの人にうちのパンを届けたくて

球磨川河口の水島の対岸で、パンの移動販売車と出会いました。「手づくりパンのアジヤ」の串山鉄也さん(76)は16年前から、本町や鼠蔵町(ぞうぞうまち)界わいでパンの移動販売をしています。「店は松江町ですが、多くの人にうちのパンを届けたくて、移動販売を始めました。月曜から土曜の午後はこのあたりを回っとります」。そのゆったりとした口調と笑顔にホッとします。

アコウの木のそばでパンの移動販売車をしていた串山鉄也さん。親子連れが駆け寄って、チョココロネやラスクを買い求めていました

水島の対岸には大きなアコウの木が木陰を作っていました

問い合わせ

移動販売 手づくりパンのアジヤ (欧風パンケーキ アジヤ)

 

伝統のある雑貨を、現代の暮らしに取り入れたくて

松江町の「KoKIN,(コキン)」は、姉妹で営むお店です。昭和の雰囲気の漂う店内には、レトロ調の鉛筆やクレヨン、しゃれたデザインの外国製のメモ帳など珍しい商品がいっぱい。ホテルや銀行で見かける業務用のボールペンまでも販売されており、時間を忘れて見入ってしまいます。

「伝統のある雑貨を、現代の暮らしに取り入れたくてこの店を開きました」と話すのは、代表の寺本美香さん(35)。

雑貨店の奥では姉の西田由紀さん(37)が作るタイ料理を味わえるほか、ワークショップやヨガ教室などを随時開催。オープンから半年足らずですが、さまざまな交流が生まれる場所になっているようです。

伝統ある祭礼や街並み、文化をそのままの形で受け継ぐというのは、容易なことではありません。それでもこの町に、「伝統」がきちんと息づいているのは、時代に翻弄されることなく、守り継ぎたいという街の人たちの強い思いがあるからです。それこそが、後世に伝えていきたい“遺産”なのかもしれません。

ランチで提供されているグリーンカレーセット。日替わりスープと生春巻き、ドリンク付きで1080円=「KoKIN’」

姉妹で改装したという店内には、生活雑貨や文具、キッチン用品、オシャレな工芸品などがそろっています=「KoKIN’」

「KoKIN’(コキン)」の西田由紀さん(左)と寺本美香さん(右)。店名は “古今”に由来します

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KoKIN’ 暮らしの雑貨とカフェ