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(3)無農薬野菜や平飼いの卵など 食と健康にこだわって販売

「もじょか堂」のスタッフ

(3)無農薬野菜や平飼いの卵など 食と健康にこだわって販売

2014年9月6日
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安心で安全な無農薬の野菜もいろいろと売られている「もじょか堂」。量り売りで販売してくれます

水俣で生産される、農薬を使わずに作られた野菜や、平飼いの鶏の卵を販売する店があります。

水俣中央商店街の入り口にある「もじょか堂」では、体に優しい食品が売られています。店長でイケメンの澤井健太郎さん(35)が笑顔で迎えてくれました。

水俣に生まれ、熊本で育った健太郎さんですが、水俣は大切な故郷だと言います。

「小学校のころ、夏休みともなると水俣の祖父母の元に遊びに来てましたが、小さいとき、友だちから聞いた水俣の負のイメージは全く感じませんでしたね」

健太郎さんは、海外の語学留学を経て、就職を前に両親が帰郷していた水俣に戻りました。その間、水俣で農業体験を通して、農業の素晴しさに開眼したそうです。ところが、就職活動中に心臓の病気が発覚したのでした。

「水俣に戻ってからは、ここで農業に携わる事をやりたい! と、庭で4羽の鶏を飼いました。初めて鶏が産んだ卵を食べて、レモン色のきみと弾力のあるしろみに感動したんです」と健太郎さん。

「もじょか堂」から水俣の食のおいしさを発進している澤井健太郎さん。いい男です

平飼いされている鶏の卵が1個から販売されています。1個42円=「もじょか堂」

そんな彼の心に深くあるのが、語り部として水俣病の経験を伝える活動を行ってきた故・杉本栄子さんの「食で病になったけん、食で治すとたい」という言葉だったそうです。

その後、本格的に地元・水俣の食についての取り組みを始めたところ、もじょか堂(坂田建設)の社長・坂田信介さん(62)が、「地元の一次産業を元気にしよう」と声を掛けてくれました。そして、昨年5月、ネット販売を中心にやっていた「もじょか堂」の実店舗を水俣市にオープンさせたのです。

同店では、安心して口にできる食材を販売したいと、無農薬の野菜や棚田米、ストレスのない環境で育った鶏の卵、水俣で作られている加工品などさまざまな種類の食材が用意されています。

「この水俣から、食の安全とおいしさを伝えていきたい」と健太郎さんたちの夢は続きます。

水俣で作られている加工品をお土産にする人も多いそうです=「もじょか堂」

「もじょか堂」のスタッフ。澤井さん(左)。久慈(くじ)千尋さん(25)、武田智礼(ともひろ)さん(36)

問い合わせ

もじょか堂