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(2)最強城主が作った町の基礎 恐竜博物館がリニューアル

等身大の恐竜大行進は大迫力

(2)最強城主が作った町の基礎 恐竜博物館がリニューアル

2014年7月5日
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林田能寛が生きた時代からさかのぼること300年、戦国時代に御船町のために尽力した城主がいました。それが、甲斐宗運。戦術にたけ、いくさ上手であったことから、最強城主の異名でも呼ばれています。最近の戦国ブームで、マニアの間では人気の武将となっているとか。

阿蘇氏の家臣であった宗運は、阿蘇氏に反旗をひるがえした当時の御船城主、御船房行を討ち、御船城主として着任したのでした。

宗運がまず着手したのが、御船川両岸や本町通りを商業地とした整備。また、城の周りに侍屋敷を構成するなど、御船町の礎をつくったのでした。

「阿蘇家に背を向ける人は、身内であっても容赦なく討つ一方で、負傷兵の手当を率先して行う情に厚い人だったようです」と語るのは、宗運の菩提寺である「東禅寺」の副住職の藤岡弘龍さん(46)。

近くにある通称「甲斐の山」の懐には、宗運夫婦の墓と石仏が静かにありました。

御船町文化財指定の甲斐宗運肖像画

宗運夫妻の石像

宗運の遺品とされるたいまつ(右)とろうそく


甲斐宗運の菩提寺「東禅寺」

東禅寺副住職の藤岡弘龍さん


 

4月にリニューアルオープンした「御船町恐竜博物館」

1979(昭和54)年に、一人の小学1年生の男の子が「ミフネリュウ」の化石を発見しました。そのことがきっかけで、以来、化石の町としても知られている御船町に、4月にリニューアルオープンした「御船町恐竜博物館」を訪ねました。

「恐竜進化大行進」と名付けられた空間には、ティラノサウルスやトリケラトプスなど、2億3千万年~6600万年前に生息していた19体の恐竜骨格標本を足下から見上げることができ、まるで恐竜がいた時代に迷い込んだかのようです。

2階の標本作製室や分析室では、実際に技師が化石を取り出したり、クリーニング作業を行う過程を見学することもできます。「館内は5つのゾーンに分かれており、恐竜の進化の過程を目の当たりにすることができます」と、御船町恐竜博物館主任学芸員の池上直樹さん(46)が話してくれました。

等身大の恐竜大行進は大迫力

「体験教室もやっていますので、ぜひ遊びに来て下さい」と池上直樹さん

4月にリニューアルオープンした御船町恐竜博物館