生活情報紙「あれんじ」公式サイト

(4)サバの棒寿司 などの海の幸 ヒトデ料理が 名物の旅館も

(4)サバの棒寿司 などの海の幸 ヒトデ料理が 名物の旅館も

2014年5月17日
|

手つかずの砂浜が美しい「外平(ほかびら)海岸」は波もおだやかで、小さな子どもでも安心して磯遊びや海水浴を楽しめそうです。

外平海岸へ向かう道すがら、小さな弓道場がありました。食料・雑貨店「江郷支店」の江郷国紘さん(69)が作った弓道場でした。

江郷さんは全日本弓道選手権大会で天皇杯を授与された経歴を持ち、県外から指導を仰ぎに訪れる人がいるほどの弓の名手なのです。

道路際にある江郷さんの「静心館弓道場」

外平(ほかびら)海岸。干潮時は、目の前の小島へつながる道が現れます

江郷支店には生活雑貨や食料品など、島の人の暮らしを支えるものが所狭しと並んでいます

江郷国紘さんは知る人ぞ知る、弓の名手です

 

こっちは生活がのんびりしているし、食べものもおいしい

地元の人や釣り客がよく訪れるのが、「ひろ寿し」。店主の岡本孝広さん(50)が母・孝子さん(72)とともに営むこの店は、「サバの棒寿司」や「寿司定食」、「穴子丼」が名物。

大阪で修業後、帰郷してこの店を開いたという孝広さん。「こっちは生活がのんびりしているし、食べものもおいしいけん、気づいたら体重が3ケタになった」と笑います。

ランチタイム限定の寿司定食は握りと巻物、うどんがついて1000円=「ひろ寿し」

サバの棒寿司1400円 =「ひろ寿し」

「花嫁募集中です」と「ひろ寿し」店主の岡本孝広さんと母・孝子さん

 

これから夏にかけ、車エビやハモを使った料理も

樋島特有のグルメとしてひそかに話題なのが、ヒトデ料理。この一帯で「五本ガゼ」と呼ぶ真ヒトデを塩ゆでし、中の卵を食べます。3〜6月の産卵期だけ食べられるというので、「旅館 ひのしま荘」でゆでたてをいただきました。

カニみそをややさっぱりさせたような風味と食感は、お酒のつまみになりそうです。「海に遊びに行くと、岩場にいっぱいくっついとったけんね。採って帰っておやつにしよった。最近は、県外からも食べに来らすですよ」と同旅館代表の段下繁文さん(65)。

島の旅館やホテルではこれから夏にかけ、車エビやハモを使った料理も味わえます。

この日一日、たくさんの方から「ゆっくりしていきなっせ」「また遊びにおいで」という言葉を何度かけていただいたことか。

色とりどりの風景と、島の人たちのあたたかな人柄に触れるたび、夏の再会を約束したくなる旅なのでした。

ゆで上がるときれいなオレンジ色に。卵はやわらかく、さっぱりとしたカニ味噌のような味わいでした

「ヒトデは焼酎に合う!」と「旅館 ひのしま荘」の段下繁文さん