(1)「いたずらがボクの仕事さ」と言うような顔のナッツ

南阿蘇村で、どうしても訪ねたい場所がありました。それは、チャトラ柄の子猫「ナッツ」のお墓です。

ナッツは、昨年9月、同村河陰で暮らす写真家の野中元さん(50)と妻で料理家のかるべけいこさん(48)宅に知人からもらわれてきた雄猫でした。野中さんは、ナッツが家族とともに暮らす日々を、いとおしみながら撮影し、その写真をツイッターなどのSNSにアップしました。

(2)かくれんぼも大好きでした

虫と格闘する様子や、先輩ネコの「にゃおすけ」とのにらみ合い、長女の里歩ちゃん(12)とののんびりとした時間など、その愛らしさがたちまち評判となりました。ところが、今年1月、ナッツは交通事故に遭い、亡くなってしまいました。家族にとって、その出来事はとてもつらいものでした。

しかし、野中さんは、在りし日のナッツの姿をSNSにアップし続けました。それを見た人たちは、「元気をもらった」「かわいさに癒やされる」など、亡くなった後も多くの声が寄せられたそうです。「ナッツが、みんなの心に生き続けてほしいと思って続けてきました」と野中さんは話します。

(3)里歩ちゃんの宿題のお手伝いが日課でした

(4)先輩ネコのにゃおすけには、怒られてばかり

(5)いつも野中さんと一緒の布団に寝ていた眠そうなナッツの顔

(1)(2)(3)(4)(5)はポストカードの一部(写真提供=野中元さん)

野中元さんの自宅にはナッツの写真がいっぱい

野中さんの自宅は、先の熊本地震で大規模半壊しました。地震後は、自らの経験を全国で講演し、講演料を復興支援に取り組むボランティア団体に寄付するなどの活動をしてきました。その中で野中さんは、ナッツの愛らしさをポストカードにして販売し、復興支援に役立てることを思いついたそうです。

ナッツのポストカードセット(10枚1000円・送料別途)

SNSで購入を呼びかけ、その売り上げは熊本地震や西日本豪雨の被災者を支援するボランティア団体「ロハス南阿蘇」(井出順二代表理事)に寄付しました。

「ポストカードを買って下さった方々が、ナッツの姿を眺めて、幸せな気持ちになってくださるとうれしいし、そのことで熊本地震や西日本豪雨の被災者の皆さんの力になれればもっとうれしい」と、まっすぐなまなざしで話してくれました。

野中家の歴代のペットたちと一緒にサクラの木の下に眠るナッツ

ナッツの絵はがき

nonacamera@snow.ocn.ne.jp
(野中さん。メールのみ受け付け)

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