
三角屋根のデザインが印象的な金桁温泉
三角西港を出て国道266号を松合方面に向かいます。宇城広域連合南消防署三角分署を過ぎてやがて左折し、左手にある看板から右に進むと「金桁温泉」に到着します。ここは明治から昭和にかけてにぎわった湯治場で、炭酸泉を使ったサイダーも名物だったそうです。
時代の流れもあって最盛期に3軒ほどあった旅館は十数年ほど前までに営業を終え、「三角老人福祉センター」が残ったものの、2015年に温泉施設が休業していました。
昭和の半ばごろの金桁温泉にあった旅館の写真(提供=宇城市)
しかし今年7月、宇城市が観光と地域間交流を目的に「金桁温泉」としてリニューアルオープンさせました。「金桁温泉は約130年以上の歴史があります。復活したこの温泉の魅力をあらためて知っていただき、新しい観光名所になるよう市も力を注いでいます」と宇城市三角支所の山﨑征男さん(45)。
山里の景色の中にたたずむ三角屋根の建物が印象的で、なめらかな透明の鉱泉は胃腸病やリウマチに効果があるといわれています。地域の人のみならず、三角西港巡りなど、旅の途中に立ち寄る温泉ファンも多いようです。
リニューアルした金桁温泉の大浴場
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