天草や長崎の鮮度がいいアジを使った「アジフライランチ」930円。あっさりおろしポン酢でいただきます

外輪山を眺めながらおいしい食事ができる小さなレストランが「おーくら亭」です。

ナチュラルな雰囲気の店内には大きな窓がしつらえてあり、のどかな田園の向こうに雄大な外輪山の風景が広がります。取材の日はあいにくの曇りでしたが「今日みたいな日は水墨画のようでしょう。天気によっていろんな表情を見せてくれます」と店主の大倉雅樹さん(47)。

大倉雅樹さん・美和さん夫婦。美和さんの旧姓も同じ「大倉」で、初対面の時、お互い親近感がわいたそうです

窓の向こうは田園風景と北外輪山の山並みが広がる

大倉さんは、進学や就職で20年近く阿蘇を離れていましたが、帰省のたびに実家から眺めるこの風景から離れ難かったと言います。京都で料理人として修業し、地元に戻った大倉さんは、出店を考えた際も、内牧の中心部から少し離れてはいるけれど、大好きな風景を眺めることができる実家の前の場所に決めたそうです。

さて、この店で味わってみたいのは、アジフライやハンバーグがメインになった定食です。とにかくどれも丁寧に作られており、それぞれの味の深さが伝わります。天草や長崎のアジを使ったフライはパン粉にアーモンドを忍ばせてあり、肉厚でサクッ、フワッとした食感です。手ごねのハンバーグもジューシーでやわらかく、トマトベースのソースが懐かしいおいしさです。特筆すべきは、あごだしのみそ汁のおいしさ。そして副菜や小鉢料理にも神経が行き届き、どのメニューも期待を裏切りません。

「肥後牛100%ハンバーグランチ」980円。フワフワの食感とソースのおいしさにご飯がすすみます

住宅街の一画に立つ、一軒家のかわいいレストランです

ランチタイムと並行してカフェタイムもあります。こちらは妻の美和さん(34)が手づくりするケーキがいただけます。ガトーショコラやチーズケーキなど、ランチの別腹にオーダーしたいラインアップです。実直な人柄が伝わるオーナー夫妻のもてなしに、心も胃袋も満たされます。

小さなごはんやさん おーくら亭

阿蘇市小里94-3

TEL.0967-32-1004

営/11時半~OS14時半、18時~22時半

休/火曜(水曜はランチタイムのみ休み)

旅のおみやげ 阿蘇市内牧 「Patisserie d'Aso MIYUKI(パティスリー・ド・アソ・ミユキ)」で見つけた果菓坂(かかざか)・ショコラ

口溶けの良さにこだわった「果菓坂・ショコラ」1本1500円

昨年6月、加工食品のミシュランと呼ばれる国際味覚審査機構の一つ星を獲得した「果菓坂・ショコラ」。パウンドケーキなのに生チョコのように口の中で溶ける、不思議な食感が魅力です。ショコラのほか、抹茶、キャラメルフィグ、フランボワーズの4種類があり、組み合わせて手土産にするのもおすすめです。

クリームなしでもおいしい「阿蘇伏流水コーヒーゼリー」1個400円

黒い壁に赤いドアが映える「Patisserie d'Aso MIYUKI」

「チョコレートの本場・ベルギーでの出品はチャレンジでした」と社長の木下恭助さん(64)

Patisserie d'Aso MIYUKI

阿蘇市内牧224

TEL.0967-32-0153

営/10時~19時

休/火曜


旅の終わりに・・・

黒川の流れは緩やかで、土手の一角でホトケノザを見つけました。もう、春が来ていました。風も少し温かく感じられたのは、出会った人たちの温もりに触れたからでしょうか。ここでは、車もゆっくりと行き来します。のんびりとした町の空気は心地よく、また、あの浜さんの歌声が聞こえてくるような気がしました。


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