「今年から値上げしたんですよ」と申し訳なさそうに話す浜さん。とはいえ、入浴料1人300円で掛け流しの湯が満喫できます

替え歌の通り「海の色に染まる」雲海薬師温泉の湯

内牧にも旅館の温泉施設に加え、地元の人たちの憩いの場として愛用されている町湯があります。「CLAMP」の隣にある「雲海薬師温泉」もその一つです。

浴場から濃厚な硫黄の匂いが漂います。緑がかった茶褐色の源泉掛け流しのお湯が湯船からあふれています。店主の浜潔さん(77)が毎日、朝晩2回の掃除をしているだけあって、湯船は清潔感にあふれています。肌当たりがやわらかいお湯で、ジンワリと温もりが広がってきます。

この温泉は1951(昭和26)年に温泉旅館として開業し、町湯になったのは近年のことだそうです。しかし、熊本地震の影響でお湯が止まり、再び湧き出したものの湯温が上がらず休業することに。「叔母から受け継いだ温泉だけん、私の代で辞めるわけにはいかんと掘削し直しました」と浜さん。新しい源泉はちょっと熱めで、泉質も以前よりレベルが上がったそうです。

朝晩の風呂掃除のついでに、温泉に入っているという浜さん。肌のツヤは温泉効果です

お風呂セットも販売。タオル150円、石けん100円、シャンプー&リンス150円

穏やかな浜さんと話しているとくつろいだ雰囲気になります。そんな浜さんはカラオケがお得意だとか。「自慢ののどを聞かせて」とお願いし、照れながら浜さんが口ずさんでくれたのは、高橋真梨子の「桃色吐息」の替え歌で「雲海薬師温泉バージョン」です。

♪海の色に染まる薬師温泉〜
つかった後の気持ちよさ
やわらかさぁ♪

「浴室で歌うと、た〜いが上手に聞こえるけん」と得意げに歌ってくれた浜さんの歌声が、耳の中でずっとリフレインしていました。

白壁に書かれた温泉マークが目印

雲海薬師温泉

阿蘇市内牧39

TEL.0967-32-0116

営/9時~21時

休/なし

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各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。