360度のパノラマは圧巻。遠くに阿蘇の五岳が見えます

産山村を車で走っていて、信号で止まった記憶のある方はおいででしょうか。実は、村には信号機がありません。速度標識もあまり見かけず、かわりに「牛馬優先」の標識を見つけました。そんなのどかさに、この村の優しい素顔が見えてきます。

村役場で手に入れることができるのが、手帳サイズの「産山村取り扱いせつめい書」です。村の魅力をイラストとユニークなコピーでご紹介してあり、モノクロ仕立ての優しい絵本のようなガイドブックです。ページをめくるたびに楽しくなるこの“トリセツ”片手にいろいろと巡ることにしました。

「うぶやま牧場」の売店で阿蘇のお土産探しも楽しみ

産山村が発行している「産山村取り扱いせつめい書」

360度、見渡す限りのパノラマが広がる場所が「うぶやま牧場」です。南は阿蘇五岳、北は九重連山、東には祖母山がそびえる眺めは圧巻です。「北海道からみえたお客さんも、この光景に感動されます」と話すのは、牧場を運営している「株式会社うぶやま」の姫井健二さん(67)です。

敷地には風力発電の風車が回る「うぶやま牧場」

「1日500円(税込み)で遊べるパークゴルフ場も人気です」と姫井健二さん

ここでは、産山村の特産物を生かした加工品などが生産・販売されています。中でも人気なのが乳製品。村では全国に2千頭ほどしかいないという、希少な乳牛のブラウンスイス牛が飼育されています。搾りたての牛乳を飲んでみると、ミルクの甘く濃厚な風味をすっきりとした後味が追いかけます。この牛乳で作られるヨーグルトやプリン、チーズケーキがおいしくないはずがありません。

ブラウンスイス牛の牛乳やヨーグルトも販売されています

プリン、アイスクリーム、チーズケーキ、ブッセなどのスイーツも充実

来る10月19日(土)には「うぶやま大草原フェス」も開催されます。

うぶやま牧場

阿蘇郡産山村山鹿2100-3

TEL.0967-25-2900

営/9時~17時、10時~16時(冬季・1月〜3月)

休/なし(冬季は水曜定休)


山あいの秘湯と呼ばれる 「御湯船温泉館」のお湯

知る人ぞ知る温泉「御湯船温泉館」。入浴料は大人300円、子ども150円(税込み)

“山あいの秘湯”として、知る人ぞ知る温泉が「御湯船(おゆぶね)温泉館」です。泉質は炭酸水素・硫酸塩泉で、泉温は45度と少し高めですが、筋肉痛や関節痛、リウマチに効果が期待できるそうです。

「御湯船温泉館」のお湯は少し熱めですが、入浴後も冷めにくいのが特長です

宿泊施設も完備されています

「ここの温泉は、九州で3本の指に入ると思います」と話すのは、福岡から訪れた州崎秀人さん(62)。「別府八湯温泉道名人」の認定を受けたという温泉通です。「キャンピングカーで、カミさんと各地の温泉を回ってるんです」と笑って、次の目的地へ向かいました。

「ここのお湯は最高!」と、福岡から訪れた州崎さん

同館は立ち寄り湯としてはもちろん、宿泊施設も完備され、長期滞在の湯治客向けに自炊室もあります。売店ではみそや豆腐、調味料、日用品までそろえてあり、湯治客ばかりでなく、村人のスーパーの役目も担っているようです。

売店では食料品や調味料、日用品も多く販売されています

御湯船温泉

阿蘇郡産山村産山1448-2

TEL.0967-25-2654

営/7時~22時

休/第3木曜

次は:(3)週末だけオープンする 人里離れたレストラン


各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。