
地元産の桃を添えた桃のパンケーキ (1000円)
「さがら温泉 茶湯里」の目の前にある「だんどりonカフェ」は、地域を元気にしたいと志す若者が、仲間とともにDIYで作ったコミュニティーカフェ。月に1度、近隣の1人暮らしのお年寄りを集めて100円ランチを提供する一方で、若い人たちのよりどころとなるようなカフェメニューを展開しています。名物は、地元産の卵を使った口どけのいい「スフレパンケーキ」です。
「相良村や錦町はフルーツの宝庫。そのおいしさを知って欲しくて、四季折々の地元産フルーツを盛り付けてお出ししています。8月までは桃、9月までは梨、10月からは栗、12月~4月はイチゴと、季節によって変わるフルーツを楽しみに、何度もお越しになる方が多いんです」とは、店長の桒澤曜佑(くわさわようすけ)さん(31)です。
「だんどりonカフェ」店長の桒澤曜佑さん
ちなみに、桒澤さんが地域活動の仲間たちとDIYで手がけたこちらのお店では、各種パスタやカレー、オムライスなどのランチも味わえるほか、自慢のテラスはこの季節、お手軽バーベキューを楽しむ人でにぎわいます。
お店は桒澤さんが仲間たちと協力し合い、DIYで作ったそうです
テラス席を事前に予約すれば、手ぶらでバーベキューも楽しめます
旅のおみやげ 相良村 「さがら温泉 茶湯里」で見つけた「苦うるか」と「子うるか」

苦うるか(60g入1200円)、小うるか(60g入1300円)
温泉やログハウス、レストランのほか、物産館などもある「さがら温泉 茶湯里」。館内の物産コーナーで見つけたのが、相良村にある「生駒水産」で製造されたアユの「苦うるか」と「子うるか」です。名水百選のひとつでもある「浜宮神社」の湧水で養殖されたアユは、ミネラル豊富な湧水の成分により、天然アユに似た風味と食感を味わえるのが特徴です。アユの内臓を天然塩で浸けた「苦うるか」と、卵巣や精巣を塩漬けにした「子うるか」」はいずれも酒のアテや熱々ごはんに載せても美味。また、アンチョビ代わりにパスタと合わせるのもおすすめです。
「うるかは相良村の隠れた名物。お泊まりの際、酒のさかなやお土産としてお買い上げいただくことが多いようです。この時季はウオータースライダー付きのプールも営業しているので、ご家族でお泊まりや遊びにいらしてください」と話す「さがら温泉 茶湯里」スタッフの山口善子さん
館内には工芸品やお菓子、野菜などの特産品が並ぶ
さがら温泉 茶湯里
TEL.0966-25-8111
【温泉】6時~23時
【レストラン】11時~14時、17時~21時(OS20時半)
【温水プール】10時~19時(6/29~9/1のみの営業)
休/なし
旅の終わりに・・・
小雨あがりの相良村の朝はしっとりとして静か。霧に覆われているかと思うと次第に晴れて、すがすがしい山里の景色を映し出しました。牧山規矩子さんから教えてもらったレシピの数々を大切に持ち帰ったその日、子どもたちに料理を作る楽しさと食べる幸せを伝えていこうと思ったのでした。
各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。