あたたかみのある乳白色の粉引マット釉シリーズ。カボチャカップ1500円、ソーサーにした菊紋4寸皿1500円、しのぎ土瓶9500円

天草は、陶磁器の原料となる天草陶石の産地でもあり、陶磁器の町としても知られています。数多くの窯元の一つ「山の口焼」を訪れました。

2台のトレーラーハウスを改装したという店舗は、庭木に覆われてまるで秘密基地のようです。1台は辻口康夫さん(46)が作る陶器のギャラリー、もう1台は妻の真理さん(46)が作るランチを味わえる「山の口食堂」になっています。

6月12日(水)~17日(月)は、鶴屋本館5階で展示会に出展。「お近くの方はぜひお越し下さい!」と辻口康夫さんと妻の真理さん

「山の口焼」は、辻口さんの亡き祖父・正之さんがはじめた窯元です。辻口さんが目指すのは「毎日愛用できる普段使いの器」。白、グレー、黄茶系といったナチュラルな色合いに、菊紋、しのぎといった伝統的な技法を組み合わせています。手にしっくりなじむフォルムで、和食にも洋食にも合います。

温もりを感じさせる食器や花器が並ぶギャラリー

器を使うイメージがふくらむ「山の口食堂」。「野菜のミートボールカチャトーラ」や「日替わりランチ」(各1200円)をいただけます

また、﨑津周辺の土を使った「カワウラカップ」も評判で、ゴツゴツとした無骨な表情の中にも風格が漂います。「これは鉄分や木の根、小石など、掘った土そのままを使っているから、それぞれ個性的なんです」。天草の大地と炎が生み出したそれらの器からは、作り手の人柄も伝わってきます。

河浦の土をそのまま使った「カワウラカップ」3000円

緑に囲まれる「山の口焼&山の口食堂」。店の前にはのどかな田園風景が広がっています

山の口焼&山の口食堂

天草市本渡町本渡1755-3

TEL.0969-24-2072

営/10時~18時(食堂11時半~14時)

休/不定(食堂は日、月曜)


旅のおみやげ 本渡 カップの中が海に変わる イルカのティーバッグ

カップの中でイルカが泳いでいるよう。イルカのティーバッグ4個セット1620円

「イルカのティーバッグ」は、イルカ形にカットした紙を手作業でこしらえているそうです

本渡の旅で見つけたのは、お茶の「松下園」のオリジナル「イルカの形のティーバッグ」です。茶葉は矢部茶、ルイボスティー、ハーブティーなど5種類用意され、なかでも人気があるのが青い水色がきれいなハーブティー「ブルーマロー」。カップに入れてお湯を注ぐと、青い海でイルカが泳いでいるようです。

ほかにも﨑津天主堂、ネコ、リボン、ハートのティーバッグがあり、ティータイムを楽しく迎えられそうです。

併設の「茶房カランコロン」では、ハーブティーや抹茶と一緒に、自家製のイルカ型のケーキや和菓子も味わえます。

「かわいいティーバッグでお茶の時間を楽しくしてください」と「松下園」の松下昌子さん(67)=左=と店長の岡部由樹さん(37)

「茶房カランコロン」の人気メニュー「イルカのチーズケーキ」756円(ハーブティーとセット)

松下園

天草市北原町5-45

TEL.0969-22-4551

営/9時~18時半(茶房カランコロン10時~17時)

休/火曜


旅の終わりに・・・

早い田植えが終わった水田や新緑があふれる森。穏やかな青空を映して、きれいなブルーに染まった海は美しく、背中に夕日を浴びながら戻る車窓に心地よい潮風が吹き込んできました。


各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。