原料や熟成期間の異なるみそを、量り売りで買えるほか、お好みの原料を使ったみそをオーダーすることもできます

市街地近くに、伝統的なこうじ造りを続ける「緒方こうじ屋」があります。

「昔は水俣市内に5~6軒のこうじ屋があったけど、今はうちだけになりました。でも、そんな時代だからこそ昔ながらのこうじを作り続け、発酵の知恵と、おいしくすこやかな食文化を継承していきたいと思います」と3代目の緒方信秀さん(59)は話します。

店先ののれんにある「天地悠々」の文字は、水俣出身の徳富蘇峰のもので、2代目の寿さんへ贈られたもの

綿雪のように積もったこうじの花。この店の米こうじは、甘酒やみそ、塩こうじ、しょうゆこうじに、こうじ納豆と、どの用途に用いても力強く発酵を促してうま味を醸し、筆者の台所仕事に欠かせない素材のひとつです。

ふんわりとしたこうじの花が咲いていました

代々使い続ける「もろぶた」。明治時代から使っているものもあるそうです

水俣・芦北地域はもとより、出水市など近隣の農家が材料を持ち込み、みそや甘酒の仕込みを依頼されることも。その日も、わざわざ人吉から訪れ、みそをオーダーする客の姿がありました。

緒方こうじ屋

水俣市幸町5-12

TEL.0966-63-2219

営/7時~18時(6月~9月は6時~19時)

休/なし

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各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。