種から育てた在来種は一株一株に個性があり、同じ畑で育った在来種の葉だけで茶を作っても、異なる品種を合わせたブレンド茶のように、深い味わいになるそうです

水俣の山間地域では、冷涼な気候を生かしたお茶栽培が盛んです。

近年、紅茶が大ブーム。明治の初めに紅茶製造に取り組んだ地として知られる熊本県ですが、現在はその70%が水俣産。水俣の気候や風土を生かした紅茶は「みなまた和紅茶」と呼ばれています。

左からゆのつる和紅茶の「はるべに」、「なつべに」(各756円)と「ゆのつる和紅茶」(奥はティーバッグタイプ、各648円)

湯の鶴温泉にほど近い「お茶の坂口園」の茶園には、茶葉の新芽が次から次へと芽吹いていました。3代目の坂口和憲さん(38)が家業を継いでからは、従来の緑茶に加え紅茶の製造も始めました。

「茶畑の標高や、摘む時期、紅茶の仕立て方の違いなどにより、バラエティーに富んだ味わいを楽しめるのも『みなまた和紅茶』のいいところ。味わいが穏やかで、食事に合わせやすいのも好まれる理由かもしれません」と坂口さん。今年11月にはエコパーク水俣で「第2回 九州和紅茶サミット」も開催予定です。

お昼寝を終えた絢美ちゃんはご機嫌です

左から坂口和憲さん、妻のまさ子さん(39)、二女の絢美ちゃん(6カ月)

お茶の坂口園

水俣市湯出下村592

TEL.0966-68-0620

オンラインショップ/http://sakaguchien.jp/

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