
合津港から眺める5号橋の松島橋
青い海に5号橋の赤い橋梁が映える松島町の合津港。チヌやアジの釣り場としても人気のある場所です。ここは前出の「九州オルレ」の最終ポイント「龍の足湯」があり、歩き疲れた身体を足湯で癒やす人の姿も見かけます。
海を眺めながらのんびりできる「龍の足湯」
港の近くには新鮮な地魚を売る鮮魚店がいくつかあり、地元の買い物客でにぎわうのが「森鮮魚店」です。店内に所狭しと並ぶいけすの中で泳ぐのは、松島港や大矢野町の柳港で水揚げされた魚介類。この季節は、タイやガラカブ、ヒラメ、タコ、アサリなど20種類ほどがそろいます。
「頭や骨などのアラも付けるので、一匹買いがお得ですよ」と店主の森秀徳さん(50)。ここではいけすで泳ぐ魚をその場でさばいてくれます。
鮮魚店を始めて20年。「美味い魚ならまかせて」と店主の森秀徳さん
ほんのりピンクのサクラダイ。天然物は2500円/1kg、養殖物は1600円/1kg=「森鮮魚店」
いけすから揚げたサクラダイを一瞬で締め、針金を通して神経抜きをします。こうすることで身の硬直を遅らせ、軟らかいまま食べることができるそうです。「天草の魚は種類も豊富。新鮮な魚をおいしく食べて欲しいから、魚に合った締め方、さばき方で提供しています」と森さんは、リズミカルに包丁を動かしながら話します。
締め鉤(しめかぎ)で狙いを定めて一瞬で締めます
華麗な手さばきで三枚おろしにされるサクラダイ
店では、1人前の刺し身パックも用意されていました。他に、タイやブリのアラなど1パック300円からとあり、クーラーボックス持参で訪れる観光客も多いそうです。
大矢野町にある同店直営のお食事処「満海」では、おいしい天草の地魚料理を食べることができます。
国道266号沿いの合津港近くにある「森鮮魚店」
お買い得品が多い魚パックも要チェック=「森鮮魚店」
各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。