「木原不動尊」は、干ばつ時の雨乞いで恵みの雨を降らせたと伝わり、「水引き不動」とも呼ばれています

富合町のもう一つの名所が「木原不動尊」の通称で知られる雁回山・長寿寺。およそ1200年前、天台宗の開祖・最澄が手がけたとされる不動明王を本尊とし、成田不動尊(千葉県)、目黒不動尊(東京都)と並ぶ日本三大不動尊のひとつです。祈願寺として知られ、県内外から訪れる多くの参拝者でにぎわいます。

広い境内は美しく清掃され、そこにたたずむと心が洗われるようです。本堂で手を合わせ、願い事をお祈りすると、気持ちがすっきりとしていきます。

毎年、2月3日の節分に行われる「星祭り」の後、2月28日に催されるのが春季大祭。無病息災、家内安全、商売繁盛、交通安全を願い、護摩木が燃える火の上を行者が素足で歩く荒行は有名です。

さまざまな願い事をしたためる火渡りの添護摩木(1本500円)

木原不動尊春季大祭の「火渡り荒行」の模様(=資料写真)

行者による荒行が終わると、一般の人たちもおき火の上を渡ることができます。これで、一年の無病息災がかなうと伝えられています。

行者が渡った後でおき火の上を一般の人が渡ります

「春季大祭は火渡りや湯立てといった荒行が注目されがちですが、いずれも密教のご作法のひとつ。お不動様が火を背負っておられることから、煩悩を焼き尽くすという意味があります」と、住職の角本尚雄さん(67)は話します。

「木原不動尊はどなたでも祈願しにおいでいただける祈願寺。人生の節目や日々の息災祈願、お不動様に聞いてほしい悩みがある方はいつでもおいでください」と話す住職の角本尚雄さん

当日はご本尊のご開帳も行われ、参道には屋台が立ち並んでにぎわいます。この大祭は、富合町の春の風物詩でもあります。

木原不動尊

熊本市南区富合町木原2040

TEL.096-357-4515

祈願受付時間/7時~17時

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