立山家に代々伝わるひな人形。幸いにも昨年の豪雨の被害から免れました

節分も過ぎると、県内の各地で豪華なひな飾りを見ることができます。中でも「人吉球磨は、ひなまつり」の催しには多くのファンが訪れていました。しかし昨年7月の豪雨災害で、球磨地域一体で行われてきた今年のイベントは中止になりました。

毎年、ひな人形を店内に飾り、訪れる客をもてなしてきた、鍛冶屋町にある1877(明治10)年創業の茶舗「立山商店」。店を切り盛りする立山まき子さん(64)は、「昨年の豪雨で、ギャラリーに置いていたおひなさまが全て泥水につかってしまい『守ってやれなくてごめんね』と手を合わせました」と話します。立山商店のほかにも、人吉市内の各旅館などで見ることができたひな人形も大きな被害を被ったようです。それぞれの皆さんが、長年愛してきた人形との別れの辛さはいかばかりだったかと思います。

「人吉の人たちは復興に向けて頑張っています」と立山まき子さん

「でも、あれから前を向いて頑張ってこられたのは、身代わりになってくれた人形たちのおかげだとも思います」とまき子さん。また、立山家に代々伝わってきたひな人形の一部は、あさぎり町の倉庫で保管していたため、被災を免れたそうです。「皆さんに少しでも楽しんでいただけたらと思い、助かったひな人形をギャラリーに飾ります」と話してくれました。

また、人吉市にある「道の駅人吉」でも、艶やかなひな飾りを見ることができます。(他の一部会場でも開催予定。詳しくは「人吉球磨観光地域づくり協議会」のホームページ「人吉球磨ガイド」で案内)

約450点の人形や道具が飾られています

「道の駅人吉 人吉クラフトパーク石野公園」にある「焼酎館」では、3月末までひな人形が展示されています

立山商店

人吉市鍛冶屋町43

TEL.0966-22-2566

営/9時~18時

休/なし

焼酎館

人吉市赤池原町1425-1

TEL.0966-22-6700

営/9時~17時

休/なし

入館料/無料

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