「わが家では、ご飯を炊くのと同じ感覚でパンを焼きます」と話すのは、パン教室「ジャパン ホーム ベーキングスクール」の講師(師範)として、益城町の自宅で教室を開いている上村豊美さん(63)です。

上村さんはほぼ毎日、夕食の準備をしながら翌日の朝食のパンを焼くそうです。「孫たちはいつも食パンの皮を欲しがります。焼き上がった瞬間の熱々の香ばしいおいしさは、自宅で焼かないと味わえませんものね」

パン作りで大変なのが生地作り。「体力も時間も要するので、私はパンこね機を使います」。使う粉や材料、道具は「WHOLE SQUARE(ホールスクエア) 熊本」(熊本市中央区上通町)や「LaTa(ラタ)」(菊陽町光の森)などの製パン材料店で買い求めることができます。

上村豊美さん
パン好きが高じて23年前に「ジャパンホーム ベーキングスクール」の講師資格を取得。以来、自宅でパン教室を主宰。夫、長女夫婦、小・中学生の孫と犬との暮らし。

粉の温度調整が大切で、季節や天候、室温によって変わってくるそうです。上村さんは、「私は粉温度計で粉温(20度が理想)と水温を測ります。ただし粉温度計をお持ちでない場合、冬場は30〜35度くらいのぬるま湯で粉をこねるといいと思います」と話します。

パンが出来上がるまでには2時間半ほど必要だそうです。「発酵(2工程)と常温に置いておく時間が2時間弱、焼くのに30分ほどかかります。だからこの間を有効に使ったり、食事の準備をしたりします」と上村さん。

上村さんは焼くのにガスオーブンを使っているそうですが、近ごろはパン作りに適した電子オーブンも多く出回っているようです。


食パンを焼く

【材料(1.5斤分) 】 強力粉300g、イースト6g、砂糖15g、蜂蜜15g、塩6g、スキムミルク15g、バター21g、水210g

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粉の温度を20度に近づけておく。強力粉、イースト、砂糖、スキムミルクをこね機に入れる。こね機を動かしながら水と蜂蜜を少しずつ加え、ひとかたまりになったらバターを加える。フタをして20分ほどこね、パンこね機の発酵機能(30度)で40分ほど一次発酵させる。

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一次発酵を終えた生地を20分ほど置く。生地を麺棒で延ばし、手で押さえてガス抜きをする。折り込むように成形し油を塗った型に入れる(油はスプレー式が便利)。型に入れ40分ほど仕上げ発酵(35度)させる。発酵器、または発泡スチロールの箱に、熱湯入りの器と一緒に入れてふたをする。

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型の中で二次発酵を終えた生地の表面にナイフで軽く縦の切り込みを入れる。あらかじめ180~190度に予熱したオーブンで35分ほど焼く。パンが焼き上がったら型を取り出し、型の底部分をトントンと台に打ち付けてからひっくり返して取り出す。

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