手軽に楽しめる、紅茶とスコーンがセットになった「クリームティー」

「イギリス人は伝統的なアフタヌーンティーを好む人も多く、主にホテルで提供されますが、ティールームやカフェなどで気軽にオーダーできる、スコーンと紅茶がセットになった『クリームティー』も人気ですよ」。そう話すのは、熊本市中央区で「トミーズショートブレッドハウス」を営むユキ・ウィルソンさん(50)です。

ユキさんは留学などで英国滞在の経験があり、ロンドンで菓子作りの仕事にも携わりました。「大航海時代があったことでイギリスに世界中の食材が集まり、アフタヌーンティーが発展したのだと思います」

毎年、英国を旅するというユキさんは、昨年もロンドンや郊外でアフタヌーンティーを満喫。本場イギリスでも最近はカフェインレスやオーガニックなど、健康志向の紅茶が広まっているそうです (写真提供=ユキ・ウィルソンさん)

アフタヌーンティーに欠かせないメニューがスコーンです。食べ方も、イギリス南部特産のクロテッドクリームとベリー系のジャムを載せていただくというシンプルなものだけに、素材の違いが味に出るそうです。そのため、ユキさんは「本場のスコーンを日本に広めたい」と、15年前に熊本でスコーンとショートブレッドの専門店を開きました。

「フィンガーショートブレッド(写真手前)」2個入り292円※奥のフルーツケーキは季節限定で登場

「Tomi's Shortbread House」の「スコーン」2個入り378円

ユキさんに作っていただいた食べやすい大きさのフィンガーサンドイッチ

「滞在したロンドンのB&B(Bed&Breakfast=宿泊と朝食を提供する施設)で出された、焼きたてのスコーンの味が忘れられません。スコーンを一口いただいただけで、心が癒やされますように、という思いで焼いています」と話します。

イギリスの焼き菓子がそろう「Tomi's Shortbread House」。HPのオンラインストアでも購入できます


優雅に、ゆったりと過ごすお茶の時間

ユキさんによると、イギリス人は朝食でまず紅茶を飲み、11時のイレブンジズ、14時からのアフタヌーンティー、17時以降のハイティーなど一日に何度も紅茶に親しむそうです。お茶を楽しむ時間を設けることで、上手に気持ちを切り替えているのかもしれません。

私たちにも、「お茶にしようか」という心配りの言葉があります。ほっとしたいとき、心を潤したいときに味わうお茶は、気の置けない人といただくと、よりおいしく感じる気がします。できれば、歌手のドリス・デイがラブコメディーの映画で歌った「二人でお茶を」でも聞きながら、優雅にゆったりとした時間を味わいたいものです。

「Tomi's Shortbread House」の店内の一角は、イギリスのティールームの雰囲気が漂っています

ユキ・ウィルソンさん
熊本の洋菓子店を経た後、「ル・コルドン・ブルー」で学び、英国のホテルでパティシエとして勤務。現在は、「Tomi's Shortbread House」を経営する他、常盤学園(熊本市)でアフタヌーンティーの講師も務めるなど、イギリス菓子の普及に努めている

Tomi's Shortbread House (トミーズ ショートブレッド ハウス)

熊本市中央区妙体寺町8-1

TEL.096-345-5517

営/10時~17時(土曜~14時)

休/日曜、祝日

https://www.tomis-shortbread.com

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