山鹿市・アンティーク&カフェ いで

座り心地の良い座面の低い革製の椅子

テナガザルのフックが愛らしい灯籠

山鹿市の八千代座近くに、3代続く古美術店「アンティーク&カフェ いで」があります。江戸時代のものという建物は情緒があり、座面の低い革製の椅子とテーブル、今も時を刻む大きな古時計などの古道具に囲まれた空間は、不思議と心を落ち着かせてくれます。

古伊万里の器や茶道具、壺、置物、フランス製のグラス、ティーカップといった洋の東西を問わないアンティークが並んでいて、お茶を飲みながらゆっくりと探す時間も楽しいものです。

ガラスの器は穏やかな雰囲気を漂わせています

「アンティーク&カフェいで」の店内

「夫の祖父の時代から古道具を扱っており、亡き義父の跡を夫が継ぎました。私も若い頃から骨董が好きで、この空間がとても居心地良く感じます」と話すのは、店主・井手晴久さん(49)の妻、由美子さん(50)です。

星野焼の茶壺に秋の花が飾ってありました

親しみがわく笑顔で迎えてくれた井手由美子さん

「古い洋テーブルや椅子、火鉢などの和骨董は、新築や洋風の家に飾ってもさまになります。本来の用途を気にせず、自由に使うことをお薦めします。例えば茶道具の香合などは、アクセサリーや薬味入れにするというように」と由美子さん。

外国製の小さなマネキンのボディーが目に止まりました。おそらく人形の服を作った際のものと思われますが、あしらわれた下着のレースが愛らしくて、リビングに置くだけでおしゃれな空間になる気がしました。

存在感を放つマネキンのボディー

職人の仕事ぶりが伝わる蒔絵(まきえ)の漆盆

レース編みのような模様のガラス皿

星野焼(福岡県)の古い茶壺に季節の花を生けてあったり、店の入り口に灯籠が飾ってあったり、インテリアのヒントもたくさん見つかります。

「古道具店では、お客様と店主の価格交渉も楽しいものです。『少しまけて』とか『もうちょっと勉強して』など、ご遠慮なさらずに声を掛けてください。近ごろは古伊万里の器でも、以前よりお求めやすくなっています」

そう言って、古伊万里の平皿にケーキを盛り付け、100年前のイギリスのアンティークカップ&ソーサーでコーヒーを出していただいた、由美子さんのサーブに心がときめきました。

井手さんがサーブしてくれたコーヒーとケーキ

和骨董の薬味入れをシュガーポットに

アンティーク&カフェ いで

山鹿市山鹿1477-1

TEL.0968-43-3686

営/10時〜18時

休/不定

P/3台

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各情報は掲載時のものです。料金や内容が変わっている場合もあります。