宇城市 不知火町 まっちゃ朝市

まっちゃ朝市名物の「エビだご汁」。だしの風味がきいたおいしさ

まだ薄暗い時刻、郵便受けに新聞が届く音がして、パッと目が覚めました。朝市に出かけるという日は、起きると同時にテンションが上がります。

宇城市不知火町の松合地区では、毎月第3日曜日の午前6時から「まっちゃ朝市」が開かれています。到着したのはまだ5時半前だというのに、キャリーカートを引いて朝市へ向かう人の姿が続きます。

まっちゃ朝市は、松合地区の本町通り商店街を中心に開かれます。不知火海で取れた新鮮な魚介類や地元の野菜、果物、手作りの惣菜などが並び、お母さんたちが手作りするお総菜売り場には人だかりが。「はい、食べてみて」と、手のひらに載せてくれた一口のチヂミのおいしいこと! 「漬物もおまんじゅうもどうぞ」。もう試食だけで朝食が済みそうです。

朝早くから、宇城市不知火町松合の本町通り商店街には多くの人が

手作りのお総菜の試食を勧めてくれる地元のお母さんたち

どこからか、おいしい匂いが流れて来ます。朝市の一角で、名物の「エビだご汁」が大きな鍋で完成目前でした。モクモクと湯気が上がる鍋の中では、大量のシロエビが舞っています。

大きな鍋にシロエビでとっただしで、だご汁が作られます

だごは手ちぎり。行列のお客さんのために作業を急ぎます

しっかり取っただしに、しょうゆとみりん、そして手でちぎっただごを投入。鍋の前には、既に長蛇の列ができています。1杯250円。出来たての風味が香るだしをフーフーしながらすすれば、その人気の理由が分かります。

赤飯やいなり寿司など、手作りのおいしさが並びます

野菜や果物など、鮮度のいい食材が売られています

さて、まっちゃ朝市が始まったのは今から27年前のこと。「江戸時代の松合は『松合千軒』といわれるほど、漁と交易が盛んだったところです。しかし今では過疎化が進んで、地元に残る若い人たちの活力になればと、地域おこしの一つとして始めました」と話すのは、「まっちゃ活かそう会」の代表の萩原洋一さん(63)です。

まっちゃ朝市を盛り上げる「まっちゃ活かそう会」のみなさん。左から萩原洋一さん、坂本順三さん(70)、浦中政春さん(72)、松浦誠さん(55)

買い物の合間にコーヒーブレーク。1杯100円

【まっちゃ朝市】問/坂本酒店(坂本順三)

宇城市不知火町松合121-10

TEL.0964-42-2003

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